前世の約束 2 (神様はじめました) (ページ16)

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66話ページ16

んっ.....

妖「神起きた...」

妖「地上の神起きた」

妖「起きた」

黄泉の住民ね...

「逃げるわよ.... 走る!!」

川だ！！

霧仁「向こう岸まで泳げあいつらも水の中までは追ってこない」

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「寒い..黄泉まで来て寒中水泳するとは思わなかったわ着物もびしょ濡れだし」

霧仁「お前着物のくせに泳ぐの速いな...」

「あはは、水泳は得意なもんでねあとなんか必死で... まぁ、早く地上への出口を探しましょうあと私の名前は宮野A あなたは？」

霧仁「霧仁..」

霧仁？...どこかで

聞いたことある

【お待ちしておりました人神御一行 Aさまとそこな御仁我らが主黄泉の国主祭神イザナミさま神殿にてお二方をお待ちなさっていらっしゃいます】

「あ、あの私たち入国っていってもここに来たのは事故みたいなもんで」

【この扉の奥でございます】

キィィ

イザナミ「よく参った人神の娘よわらわは黄泉津大神だそなたを歓迎します」

「お邪魔していますわたしは宮野Aですこちら人間の霧仁君です...」

がらがらがら

イザナミ「歓迎の印じゃ黄泉のものゆえ手は出せまいが目で楽しむのも良かろう」

「香夜子！！なんで..」

イザナミ「そなたの心の中にあるものの姿を借りたのだ妾の姿はもう目に見える形で残っていないのでなで地上の出口だったかの知りたくば教えてやっても良いぞ...ただしその霧仁とかいう人間の男は連れて行かせるわけにはいかんがのう」

ガッ

「霧仁！？」

どうして！

イザナミ「あのものの体はもう死んでおるからじゃ気づかなんか？人神あれはもはや人であって人ではない支社の体に何者かの霊体が宿っているのじゃ」

「そうだとしても事情もわからないのに置いていけません彼を返してください」

イザナミ「あれの正体などどうでもよい死者を黄泉から出すわけには行かぬそれだけじゃこれは条理であってそこに感情などないあれは地上に放たれるべきでない者であるそなたにもわかるだろう」

なにもしらないまま簡単に引き下がるわけには行かないわ

パクっ

イザナミ「そなた」

「これで私も黄泉の住人私もここにおいてください」

イザナミ「いいでしょうそなたを歓迎します」

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この味だよ

本村屋のほかほか肉まん

あなたを助ける自信がついたわよ霧仁