にじゅうよん ページ28
蓮巳side
はあ…、全く……。
男がいるというのによくそんな無防備に寝れるものだ…。
俺は目の前で寝てるAの髪を撫でる。
『ん……、』
…………落ち着け俺。
Aはまだ未成年だ。
それにこんなの俺のキャラじゃないだろう。
落ち着け、落ち着け……。
ギシ…
気づいたらAに覆いかぶさっていた。
近くで見ると…、やはり綺麗だ。
俺はAの頬にそっとキスをした。
夏「ちょっト、“ボクの”Aちゃんに何してんノ?」
敬「………逆先か。」
夏「寝ている所を襲うなんテ、らしくないネ。
早くそこどいてくれル?“ボクの”Aちゃんを汚したらただじゃ済まさないかラ。」
やたら“ボクの”を強調してくるのが腹立たしいが…。
彼の言っていることは間違っていない。
Aのためにもこれだけにしておこう。
敬「おい、Aの荷物は?」
夏「持ってきてるに決まってんだロ。馬鹿なノ?」
俺のさっきの行動について相当怒っているようだ。
無理もない。
敬「わかったが、先輩に対しての口の利き方がなってないようだ。」
夏「今そんなこと気にしてる場合?
満足したなら早く出てってヨ変態野郎。」
俺が諦めてため息をつくと、扉が開いた。
英「敬人。ここにいたんだね。
黒崎について話したいことがあるんだ。
ちょっと来てくれないかな?」
敬「ちょうど出ていこうとしたところだ。行くとしよう。」
俺は英智と保健室を後にした。
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時