検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:8,735 hit

にじゅうに ページ26

蓮巳side



黒崎のことは衣更と英智に任せ、俺は保健室へと走っていた。

全く、放っておけないなあいつは…。

保健室の前に立ち、扉に手をかけた。


『んぃっ……!』


颯「す、すまぬ、痛かったであろうか?」


『いや、私は大丈夫です、続けてください!』


……?

何をしてるんだあいつらは!?

まだ学生だぞ!?

それに……、Aは俺の…………、


俺は考えることをやめ、勢いよく扉を開けた。


敬「お前ら、ここは学校だぞ!?……って、ん?」


目の前には消毒液のついたガーゼをもつ神崎と、

大人しく治療されているA…。


『は、蓮巳先輩!!』


颯「蓮巳殿!悪いが少し待ってほしいのである。」


敬「え…?あ、あぁ……、わかった。」


俺は何を勘違いしてたんだ…?

そもそも神崎がそんなことするはずがないじゃないか…。


『それより、さっきのここは学校だぞーっていうのはどういう意味ですか?』


敬「あー、すまん、忘れてくれ……。」


俺は精神統一(?)をするために、ガーゼとなんかあのなんかテープみたいなやつを取り出した。((


『…蓮巳先輩、それテープじゃなくて綿棒ですよ?』


敬「え?」


『私のことは心配しないでください、それよりも先輩達のやるべき事をやってください…。』


颯「そのやるべき事というのが、こういうことなのである。

我はA殿が心配だ。

よし、消毒は終わったのである!」


『ありがとうございます…。』


敬「終わったのなら早くそこを退け、神崎。

あまりAとくっつきすぎるな。」


颯「わかったのである。

だが、我もA殿に対しての気持ちは蓮巳殿とそう変わらぬということを覚えててほしい。」


敬「………度し難い。」


Aは終始頭の上にはてなを浮かべていた。

にじゅうさん→←にじゅういち



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 逆ハー , 逆先夏目
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。