にじゅういち ページ25
私はひたすら神崎先輩にしがみついていた。
足速すぎて怖いから
『かっ、神崎先輩!私、歩けますから!!』
手はめっちゃ痛いけど
でも神崎先輩はひたすらに保健室へと走る。
いやなんか言ってよ
そして気づいたら保健室にいた。
颯「先生はいないようだな…。仕方がない。」
そこに座ってろ、と言われたのでそこに座った。
しばらくして、神崎先輩が消毒液とガーゼを持ってきた。
颯「まず消毒はした方がいいな。後で蓮巳殿も来るのである。
それまでには済ませたい。」
後で蓮巳先輩が来るの!?!?
どうしようこんな無様な姿見られたくない…!
颯「……A殿?」
『あ、ご、ごめんなさい!わかりました!』
颯「痛いと思うが少し我慢してほしいのである。」
神崎先輩が私のてのひらにガーゼをちょんっと乗せると、ピリッとした痛みがきた。
『んぃっ……!』
颯「す、すまぬ、痛かったであろうか…?」
『いえ、私は大丈夫です、続けてください!』
颯「優しくするので安心してよいぞ。」
その瞬間、ガラッと扉が開いた。
敬「お前ら、ここは学校だぞ!?……って、ん?」
『は、蓮巳先輩!!!』
颯「蓮巳殿!悪いが少し待ってほしいのである。」
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時