にじゅう ページ23
放課後。
私はトイレに行ってた。
『やば、終礼もう始まるかな?』
流石にトイレにまでは着いてこないでくれとみんなに言ったら渋々認めてくれた。
鈴「やーっと捕まえた」
嘘でしょん
『黒崎さん…』
鈴「あんたの隣にいつも誰かいるからなかなか捕まえられなかったのよねー。
てことで、着いてきてくれる?♡」
『いや、終礼が…』
鈴「着いてこなかったら、わかってるよね?」
『……………』
なんで私はこうも巻き込まれやすいんだろう…。
黒崎さんは私の腕を強引に引っ張り、どこかへと向かった。
?「………………」
着いたのは屋上。
これ絶対カッターキャーじゃん。
いいよノってあげる。
鈴「とりあえず精神面から壊していかないとね♡」
はいはい、わかったから早く((
黒崎さんはポケットからカッターを取り出した。
そして……
鈴「きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!………って、」
『何してんの、危ないよ!?
私が止めてなかったら今頃すごい怪我してたよ!?』
私は寸前で止めた。
しかし間違えてカッターの刃の方を掴んじゃった…。
鈴「ちょっ、邪魔しないでよ!!!」
『カッターで切るのって結構痛いんだよ!?』
あーやばい…。
刃を握る私の手から血が滴る。
鈴「離せ!!!」
颯「蓮巳殿、ここである!」
えっ、颯馬きゅん!?!?((
敬「A!!!」
紅「Aの嬢ちゃん、その手離しな。」
うわあ鬼龍先輩いつの間に!?
私が手を離すと、カッターと黒崎さんは吹っ飛んだ。
流石空手部部長……。
『……え、わわっ!?』
颯「すまぬ、我の制服は構わぬからしっかりと捕まっててくれ。」
私は思わずぎゅっと神崎先輩にしがみつく。
まさか神崎先輩にお姫様抱っこされる日がくるとは…!!
蓮巳先輩たちが黒崎さんと何かやってるのをよそに神崎先輩は走り出した。
私を姫抱きしながら。
いや恥ずかしいて!!
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時