じゅうさん ページ15
目を覚ますと夜の22時だった。
もう下校時間はとっくに過ぎてる。
『ん〜………っ!?』
何も見えないと思ったら私は夏目先輩に抱きしめられて寝ていた。
ちょ、力つよっ…
『ふぅ、……あれ、紙?』
ようやく抜け出して足元を見ると、紙切れが落ちていた。
『あ、なんか書いてある』
“起きたら屋上に来てください”
屋上?え、まさか告白!?((
いやでも流石にないか…。
夏「……………」
みんな寝ちゃってるし、行こうかな。
私はそう思って秘密の部屋を出た。
キィ……
すごい、ほんとに開いてる…!
屋上につくと、ひとつの人影があった。
鈴「あれ、起きたのぉ?おはよぉ♡」
『く、黒崎さん…』
正直この人はよくわからない。
みんなには関わるなとか言われてるけど…
理由を説明してくれないから余計わからない……
鈴「ちゃんと話すのは初めてだねっ♡
私あんたに言いたいことあんだけどさぁ〜」
『言いたいこと…?』
鈴「消えてくれない?」
キエテ…クレナイ??
『どうしっ……!?』
「かわい子ぶってんの?気持ち悪ぃんですけどw」
「あんたいると正直やりにくいんだよねー」
「邪魔。さっさと消えてくれない?」
なにこれ……
前世の記憶?
『はぁ…、はぁ……っ』
額に汗が滲む。
呼吸が苦しい。
鈴「とりあえず明日、覚悟してなよ〜?
今日はこれくらいで済ませといてあげるっ♡」
『痛っ……!』
腕を見ると、綺麗な赤い線から血が滲み出ていた。
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時