あんていくの美少女喰種

＊ＣＣＧ＊ ページ4

『……ここ何処……？』





ナンパしてきた男を追い払った後、狭い路地に来ていた。





……全然分かんない…………汗





はぁ〜…こんな所で迷子になんかなってらんないし…………





『とりあえず、ここから出よう。』





私は、路地から抜ける道を探した。






ｺﾂｺﾂ





「…ちょっと、いいですかねぇ？」





！？





今度は何だよっ！？





『……………っ！！！』





私の目の前に現れたのは、白く染まった髪の老人の男と背が高い男がいた。





どちらも、ＣＣＧの制服を身につけていた。





「…亜門くん……君は、後ろに回ってくれ。」





「…了解ですっ！」





白い髪の男の指示で、もう一人が後ろに回った。





………挟み撃ちか…………





……こうなったら……早めに





片付けるしかないっ！！





私は、素早く赫子を出した。





ｻﾞﾘｯ！！！





まずは、背の高い男の方から攻撃した。





「…ぅ、あぁっっ！！！」





「…ほぅ…！！隻眼の喰種か！…亜門くん、君は少し休んでいてくれ。」






白い髪の男は、トランクに手をかけ、クインケを取り出した。






ｷﾞｭｲｨｨｲﾝ！！！





『…っ！？』






鋭い赫子のクインケを取り出した直後に、一気に襲いかかってきた。





「…くっ…」





すんでのところで、攻撃を交わした。





…ふん、そんなのが私に当たるとでも思っt………





ｶﾞﾝｯ！！





さっきまで、休んでいたもう一人の男がいつの間にか取り出したクインケで、私の右腕を突き刺した。





『っっあ………！！！』





油断してたっ！！！





これ以上は、ちょっと危険かも………





ﾀﾝｯ





私は、路地の隙間の道を通って逃げた。





ズキズキと、右腕が痛んだ。









「……真戸さん……逃がしてしまいましたね…」





「…あぁ。でも、あの隻眼は私が捕まえてみせる……」





背の高い男………亜門は、隻眼の少女が逃げていった方を見つめる。





「………それにしても………





可愛かったですね……///」





「………………」









『っはぁ……はぁ、あ〜痛い！！』





傷を負った右腕を押さえ、フラフラと歩く。





あまりの出血に、意識が薄れてしまう。





や、……ば





ﾄﾞｻ……






私は、地面に倒れ込んでしまった。

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