夢見心地_05 ページ6
*
______幾度目かの朝
目を覚まさせば彼女が横で寝息を立てている
規則正しい静かな呼吸は美しく死んだようだった。
俺はこの状況を嗜んでいたと思う
正直な感想だった。
だが、目に見えて分かる“変化”
それはこの女の“成長”だ。
______『…そこは痛いっ、......』
『だ、だめっ…あぁ…』______
______『気持ち良いです...』
最初は発さなかった無音な行為も
日が経つにつれて愛言葉が聞えるようになってきた。
大きな成長だと思う。
こうやって痛みと快感を知っていけばいいんだ
そしていつか喜怒哀楽も知れたらいいんじゃない。
流し目で見る、まだ子供のように眠る彼女
寝てるこいつの手にそっと俺の指を持っていくと
赤ちゃんみたいにぎゅっと握り返してきた。
…
俺はこの穏やかな朝をあと何度迎えれるのだろうか。
時間は有限だとどこかで聞いた台詞が頭に渦巻く..
*
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ゆめゆら。(プロフ) - ゆあさん» 勿体無いお言葉です、甘々のハッピーエンドよりこういう話の方が私には綴り易いです（笑）ありがとうございました。 (2016年4月2日 10時) (
レス) id: 4e91be757d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめゆら。(プロフ) - 菫さん» 読んで頂きありがとうございました* (2016年4月2日 10時) (レス) id: 4e91be757d (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - とても感動しました！ゆめゆら。さんの作品はどれも素敵なものばかりで、いつも楽しみにしています。 (2016年4月1日 10時) (レス) id: a2e2f69fa3 (このIDを非表示/違反報告)
菫 - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2016年3月31日 21時) (レス) id: 01be289194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめゆら。
| 作成日時：2016年3月31日 17時
