メリー・インプトンと夢の森【ヘタリア】 (ページ5)

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「…？そういえば、さっきの大きな熊さんって貴方だったの？」

「うん、二人とも蛇の巣に近付こうとしてたから…ごめんね、驚かせて」

「本当にイワンは不器用なんだぞ！」

「まぁ、俺らが言えることじゃねぇから何とも言えねぇけど」

「どうして？」

「そういえばまだ何も言ってなかったな。この森はさっきお前がいた森とは少し違うぜ」

「妖精が見えるようなるには、と言うかここに来るには境界線を越えなきゃならないんだ。でもここは人には見えないから、君はラッキーガールなんだぞ！」

「へぇ、そうなんだ」

「あ、君、薬草を探しに行くんだろ？探す途中にここの連中に見つかったらきっと大変なことになると思うんだぞ。」

「それだったら俺にいい考えがあるぜ」

「？」

「これどういう状況？」

「ここは何でもアリだからな。お前の元の体から魂を抜き取って俺が作った人形にお前の魂を入れ換えた。今は目の色を迷ってるんだが何かないか？」

「え、じゃあ緑…」

「赤がいいと思うんだぞ！」

「あ？この格好に合わねぇから却下」

「え、どんな格好？」

「お前の元々着てたやつを参考にしたぜ、これあれだろ？アリスだろ？」

「うん、妖精さん知ってるんだ」

「まぁ、元々イギリスの妖精だからな」

「じゃあ私と同じなんだ？」

「あぁ、ちなみにこの名前は…俺イギリスに居たときは名前が無かったんだがここの女王に付けてもらってな。実に光栄な事だぜ。イギリスの女王もここの女王も、とても立派な方だ。」

「そんな事より目、早く着けたら？」

「お、そうだな…思いきってオッドアイにするか？」

「するする！」

「じゃあもう少し待ってろ」

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「ざっとこんな感じだ。」

「ﾜｵ!イギリスにしてはいいセンスじゃないかい？」

「お前にセンスがどうとか言われたくねぇが…まぁいい。これで自由に動けるだろ」

「わぁ、とっても可愛いよ。…名前なんだっけ？」

「あ、言うの忘れていたわ。私はメリー･インプトンよ。メリーって呼んでね」

「今は人形メリーってとこか。」

「…そうね、私にピッタリだわ」

「じゃあお茶会もこれから始めようか」

「ちょっとだけ移動するぞ！メリー着いて来るんだぞ！」

「えぇ」

「あ、まだ体が慣れてないから歩きづらいと思うよ」

「うわっ…(ｶﾞｸﾝ」

「わー大丈夫？」

「？早く来るんだぞー」

「…仕方ないなぁ背中乗って」