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安心。 ページ5

(キーンコーンカーンコーン)

チャイムが鳴る。あ、次体育か。
横教室へ移動する男子の後に沿ってついて行く。
使う先は勿論、

図書室。



大丈夫、存在感ない私は点呼されるまで気付かれんし?
てか点呼されても忘れられてる時あったからね!?
先生から見ても存在感薄いのな私!!
まじではぁだわ!!



「はぁ。」


人気の少ない校舎に来る。

この学校、今改修工事してるらしくてまだ旧校舎のとこと新校舎のとこ2つあるんだよね。
教室あるところは新校舎。
移動教室とかは全部旧校舎、てかんじ。


ちなみにここは旧校舎。
正直古いこの雰囲気がぴかぴかの旧校舎よりも落ち着いたりする。


(ガラガラッ)


「失礼しまぁす…」


「あら、Aちゃん。また体育の時間?」


入った途端に話し掛けてくれたのは、図書室のカウンター担当の桜小路先生。
学校で唯一、私に話し掛けてくれる優しい女の先生。


「はい、そうなんです。」


桜小路先生は私の事情を知ってる私のお悩み相談相手でもある。
といっても大した事は相談してないけど。


さぁて、この図書室で今日も一時間潰しますか。


「よい、っしょ、……」


いつもの窓側の日当たりの良い席に腰掛ける。
今日も天気いいなぁ。
やっぱりここに来ると安心できるなぁ、、、あ。


外を眺めてると、うちのクラスの男子がサッカーしてるのが見える。
その中にはさっきの転校生、相川くんの姿も。

一際目立つ白髪を揺らして活躍してる。凄い。



…じっと眺め続けていたらさっきのイケメンドアップシーンを思い出してしまう。
顔、熱。


「うぅ、違う違うなんで今思い出すのっ」



「なにが?」



「聞かないでっ忘れたいのっ……ん?」


あれ、誰の声?聞き覚えあるけど。

声のした方を振り向くとそこにはふわふわした髪をいつも以上にボサつかせた先客。




「あれ、…一ノ瀬先輩?」

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設定タグ:歌い手 , 夢小説 , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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- え、続き気超になるんですけど。私が好きな感じなんですけど(真顔)スゥゥゥゥゥ らぶ!!! (2021年8月26日 18時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有栖 めろ | 作成日時:2021年7月18日 13時

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