謝りキノコの双子の妹は陽泉にいるようです。【黒子のバスケ】 (ページ7)

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《６》初めまして、氷室さん。ページ7

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今度は廊下がザワついていた。

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「「ねぇちょーーかっこよくない？」」

「「彼女とかいるのかな！？」」

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誰か有名人でもいるのかな……

そう考えながらもあまり興味がなくて借りてきた本を鞄や机にしまっていた。

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「こりゃ参ったな…、敦ー？」

ふと聞こえた声に聞き覚えがあった。

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人混みで溢れる廊下をチラッと見ると、昨日体育館にいた先輩、そしてよく紫原くんと一緒にいる＂室ちん＂さんがいた。

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敦って言ったし、紫原くんを探してるのかな。

だとしたら隣の隣のクラスだし…。

女子生徒に囲まれて身動き取れなさそうだし……。

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氷室「あっ、敦！やっと見つけた！」

紫原「ちょっとどいてどいて～
……教室まで来なきゃわかるわけねーじゃん。Aちんが呼びに来てくれたのー」

氷室「助かったよ。俺は氷室辰也。さっそく世話になってしまったね」

『いえそんな……桜井Aです』

氷室「知ってるよ(笑)あ、そうだ敦、岡村さんから呼ばれてたんだよ」

紫原「えー、めんどくさ」

氷室「ダメだよ敦。ほらはやく！」

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そう言って氷室さんは紫原くんを引っ張って行った。