謝りキノコの双子の妹は陽泉にいるようです。【黒子のバスケ】 (ページ17)

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《１６》無理には聞かねぇよ。ページ17

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『どうして残ってたんですか？』

福井「いや、学校に課題忘れて戻ってきたんだ。そしたら体育館の電気丁度消えたからな、

それより、なんでわざわざ東京からこんな田舎に来たんだ？」

『…何でですかね』

福井「やっぱ敦か？」

どうしてみんな紫原くんのこと言って来るのだろう。

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『紫原くんがバスケ辞めるって言ったことも理由の一つなんですけど……

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ただ、東京にいる兄と離れたかったんです。』

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福井「は？」

『あ……、スイマセンっ、気にしないでください、何でもないです！』

何で話しちゃったんだろう。

慌てて誤魔化すが先輩は真面目な顔で聞いてきた。

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福井「兄貴？何かあったのか？」

『……』

福井「ま、今は無理には聞かねぇよ」

『スイマセン……』

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だけどその後、福井さんは衝撃の一言を放った。

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福井「来週末は三連休だから＂東京遠征＂だぞ？」

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『ぇ、』

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私は思わず足を止めた。