佐藤、大人の階段のぼる ページ5
「ちょ、梅原……っ、いたい、って……」
梅原「駄目、まだ……もっと印つけておかないと……っ」
首元に小さな痛みが何度も走る。
「や、……やめ……」
しばらくすると、なぜか頰に涙が伝ってきた。
どうして涙が出てくるんだろう。
梅原「!」
梅原が我にかえったような顔になった。
「うめはら、……なんか、こわい……」
梅原「ご、ごめん………」
私の手首を押さえつけていた手が離れた。
ゆっくり起き上がって梅原の目の前で正座する。
「違うの……私が落ち込んでたら、ひとりでいるのつらいだろうからって、…そーまくんが家来なよって、言ってくれて……それで……」
梅原「……俺のこと、嫌いになったりしてないよね?」
「………なるわけ、ないじゃん……」
梅原「………よかった」
「……ん」
唇が重なった。
梅原「……すき」
「…………私も……すき、だよ」
たまには素直に返してやろうと思って、率直な気持ちを口に出した。
梅原「ねぇ……いつになったら、……アレ、させてくれるの?」
「……へんたい」
梅原「……我慢できそうにないんだけど」
梅原の目が本気だった。
頭がぼーっとして、私の口は、勝手に
「いいよ、しても」
と、発してしまっていた。
__________________
「あー」
天井を見上げる。
「やってしまった……」
昨晩を思い出していた。
最初は痛くて、でも、痛みが過ぎるとなんだかすごく________
江口「どうかした?」
「えぎゅ!?ち!」
江口「いや誰」
「ごめん、テンパった」
江口「???ところでなんで首隠してんの?」
「な、なんでも、ない」
江口「あっ……(ピーン)」
________________
江口「大変だぁぁあ!!!!」
\バーン/
斉藤「うっわ、なんですか急に」
西山「今台本の読み合わせ中なんですから、静かにしててくださいよ」
江口「Aちゃんが!!!オトナの女になったよ!!!!」
斉藤「」
西山「」
江口「首元…あれは完全にキスマークってやつだね、そしてなんとなく色気がすごいあの表情!!!!」
斉藤「梅ちゃんを問い詰めに行きましょうか」
西山「そうだね」
江口「ちょ……2人とも顔怖い」
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武田(プロフ) - ウワーーーーーッ!!!!お疲れ様です!4期!?!ウワーーーーーッ!!! (2020年3月25日 20時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 武田さん» 更新しましたー! (2020年3月25日 18時) (レス) id: f71b6a4421 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 更新待ってます…ッウウ (2020年3月25日 2時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - なっちゃんさん» はじめまして!読んでいただきありがとうございます…!そう言っていただけるの本当に嬉しい…たった今更新しました!ぜひご覧ください! (2019年9月22日 16時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - はじめまして!梅ちゃんが好きで読み出したらハラハラと2人の絶妙な距離感がたまらず一気読みでした(^^)2人の行方がきになります!無理せず更新頑張ってください (2019年9月18日 3時) (レス) id: 956805fd15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年5月6日 13時