佐藤のシュガーソルト戦争�� ページ24
「うわ……海綺麗」
梅原「………綺麗だな」
「……結局水着買いに行けなかったね」
梅原「いいよそんなの、気にしてない」
「……梅原はさ」
梅原「ん？」
夕日に照らされて、昼間とはちょっと違う海を前にして、少し切ない疑問が湧いた。
「なんで私なの？……別に、塩見さんでもいいわけで、……なんて思ったり？」
梅原「ふは……っ、ばかじゃんお前」
「笑うなぁぁぁ！こっちは真剣に聞いてるんじゃ！！」
梅原「ははは……ごめ、でも面白……ごめんってw」
「…で？？なんで塩見さんじゃなくて私なんですか」
梅原「……そうだなぁ……」
梅原の横顔がなんだかいつもより綺麗だ。
梅原「俺ちょっと抜けてるくらいの女の子が好きなんだよね」
「……は？」
梅原「最初Aのこと、クールな完璧超人かと思ってたんだけどさ、知ってくうちに、意外とおっちょこちょいだったり、笑顔が可愛かったりして……」
「……っ」
梅原「なに自分から聞いておいて赤くなってんのw」
「＿＿＿仕方ないじゃん……ばか」
顔が発火しそうなほど熱い。
梅原「…はい、以上Aが好きな理由でした、おわり」
「……どうも」
恥ずかしいけれど、幸せだった。
こうして私と梅原は、なんやかんやで2人きりの鎌倉を楽しむことができたのでした。
…で、終わりってわけにはいかない。
梅原「＿＿＿＿＿そろそろか」
「＿＿＿＿＿うん」
スマホで時間を確認する。
「決着つけないと、ね」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
塩見side
佐倉さん、花澤さんに連れられて鎌倉のいたるところを歩き回り、私はへとへとになっていた。
なんでこんなことに。
塩見「……最後の日、裕一郎と回るつもりだったのに…どうして」
ふとスマホを見ると、LINEが一件届いている。
塩見「裕一郎から…！？どうして」
どうして、という思いと、わくわくする気持ちが混ざり合う。
梅原『2人きりで大事な話がしたい。夕方6時、旅館の裏庭で待ってる。』
塩見「…！」
大事な話。2人きりで。
自意識過剰と言われても、期待は止まらなかった。
塩見「2人きり、大事な話……」
私は、軽い足どりで、向かった。
大好きな人が待つ場所へ。
佐藤のシュガーソルト戦争�Б�←佐藤のシュガーソルト戦争��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 637人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
武田(プロフ) - ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!お疲れ様です！4期！？！ｳﾜｰｰｰｰｰｯ！！！ (2020年3月25日 20時) (
レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 武田さん» 更新しましたー！ (2020年3月25日 18時) (レス) id: f71b6a4421 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 更新待ってます…ｯｳｳ (2020年3月25日 2時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - なっちゃんさん» はじめまして！読んでいただきありがとうございます…！そう言っていただけるの本当に嬉しい…たった今更新しました！ぜひご覧ください！ (2019年9月22日 16時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - はじめまして！梅ちゃんが好きで読み出したらハラハラと2人の絶妙な距離感がたまらず一気読みでした(^^)2人の行方がきになります！無理せず更新頑張ってください (2019年9月18日 3時) (レス) id: 956805fd15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年5月6日 13時
