佐藤のシュガーソルト戦争�� ページ25
佐藤side
旅館に着いた私たちは、裏庭へと向かった。
少し緊張する。
うまくいくだろうか。
でも、そんなことも言ってられないから。
「ふう、よしっ」
約束の時刻五分前。
梅原「Aは何も悪いことしてないんだから、堂々としてろ」
「…うん」
梅原は、いつもより頼もしく見えた。
梅原「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿きた」
「！」
あわてて木陰に隠れる。
私がしゃがんでちょうど隠れるくらいだし、ここからなら塩見さんから見えないはず。
塩見「おまたせ」
梅原「ん、待ってた」
塩見「え、えと……なに？話って」
梅原「……俺は、」
「……」
梅原「俺は、Aのことが好きなんだ。それはこれからも、ずっと変わらない」
「……！」
梅原「だから、雪歩、お前の気持ちには答えられない」
塩見「……裕一郎」
梅原「だから、もうやめてくれないか？俺とAを別れさせようとするのは」
塩見「………っ！？」
核心部分を突いた…！
塩見「………気づいたの？」
梅原「……まあ。みんなの力を借りることにはなったけど、雪歩のやったことは全てわかってる。」
塩見「……どうやって？計画は完璧だったのに」
梅原「壮馬が、送られてきたメールを解析したら、そのメールが送られた時Aのスマホは雪歩の部屋にあったということがわかった」
壮馬くんの才能にはびっくりしたなあと、しみじみ思う。
梅原「俺を元気づけてくれた江口さん、あとは雪歩が1人でここに来るように、雪歩を連れ回してくれた花澤さんと悠木さんにも感謝してる」
塩見「……なんだ、ばれてたんだね」
梅原「俺は怒ってるんだ。もうやめてほしい」
違和感を感じて木陰からこっそりのぞくと、
いつもより怖い顔をした梅原の前にいる塩見さん。
その塩見さんは、泣いていた。
切れ長の目尻から、涙が溢れる。
塩見「ねえ、裕一郎」
梅原「なんだ」
塩見さんは言った。
塩見「なにが違うの」
日が沈み始め、あたりは途端に暗くなった。
塩見「私と佐藤さんの何が違うの？」
塩見さんの涙は、月に照らされて、きらきらとひかった。
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武田(プロフ) - ｳﾜｰｰｰｰｰｯ!!!!お疲れ様です！4期！？！ｳﾜｰｰｰｰｰｯ！！！ (2020年3月25日 20時) (
レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 武田さん» 更新しましたー！ (2020年3月25日 18時) (レス) id: f71b6a4421 (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 更新待ってます…ｯｳｳ (2020年3月25日 2時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - なっちゃんさん» はじめまして！読んでいただきありがとうございます…！そう言っていただけるの本当に嬉しい…たった今更新しました！ぜひご覧ください！ (2019年9月22日 16時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - はじめまして！梅ちゃんが好きで読み出したらハラハラと2人の絶妙な距離感がたまらず一気読みでした(^^)2人の行方がきになります！無理せず更新頑張ってください (2019年9月18日 3時) (レス) id: 956805fd15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年5月6日 13時
