梅色の声優彼氏さん【梅原裕一郎】

＊過去編〜出会い〜 ページ28

私と梅原の出会いは、こたちゃんを通じてだった。

とあるアニメの打ち合わせの時。



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西山「あ、梅ちゃん！この子だよ、この前話したAちゃん！」




「あ、えっと、どうも……」




梅原「え……あ、ども……」




西山「………」



＿人人人人人人人人人＿
＞ お互い人見知り ＜
￣Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y￣



西山「(やっべー、混ぜたらダメな2人だ、これ)」




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数日後。



梅原「…あ」



「…あ」



アフレコ現場の控え室で、偶然2人っきりで鉢合わせしてしまった。



梅原「ど、どうも……」



「は、はい、どうも……」



梅原「………」



「………」


これ、気まずいやつ。

な、何か話しかけないと、と思っていた私は、



「きゅ、休日は何をされていらっしゃるんですか」


と聞いてしまった。



まずかったかな、梅原さんってすごい美形だし、卑しい女に見えちゃってたりしないかな…



梅原「え、はっ、えっと、ダラダラしてます、あんまり外には出ないです、かね」




「あ、わ、私もです、なんか、休日はごろごろしてたいと思ってて……」




梅原「それわかります…布団ずっと出しっぱなしとか…」



「こたつ入りっぱなしとか…」




梅原「それでだんだんやる気がなくなってきて」




「なんにもしたくなくなって」




梅原「でもお風呂には入りたくて」




「お風呂でアイスとか！」




梅原「食べちゃう！」




「……えっ」




梅原「……あっ」




「ふふ、梅原さん、そんな大声出るんですね」




梅原「出ますよw…すみません、ていうか佐藤さんっていくつですか？年上だと思ってたんですけど……」




「23です。あれ？梅原さんって22くらいですか？」




梅原「……俺26です、ごめんなさい」




「えっ」





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〜現在〜


「そんなに老けて見える？梅原さん」



梅原「見えるよ、佐藤さん」



「歯を食いしばれ」

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