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Noside
小鳥がさえずり、日が照り始める朝。
とあるヨコハマのこぢんまりとした一軒家でパンの焼ける香ばしい匂いが漂う。
その一軒家に住む16歳の少女、Aは大きなオーブンを開いて目を輝かせていた。
『……や〜っとパン出来た！
初挑戦にしては美味しそうじゃない！？』
そう大きな独り言を云うAはお菓子作りが最近のブーム。
最近はパン作り等にも手を出し始めていた。
Aはじゃあ味見に、と温かなパンを一口かじり、幸福そうな顔をする。
『……うっめぇ……
…あ、そういや今日の仕事何だっけ？』
Aは口元に付いたパン屑をぺろりと舐めながら近くに置いてある鞄を漁る。
『任務表任務表……お、あった
えーと、私の仕事は……
敵組織と戦っている構成員の応戦……
うーわ、応戦とか絶対死体だらけで血生臭いとこじゃん…
…あ、そうだこのパンエリス嬢にもあげよっかな』
やっている事が女子らしいのと裏腹に云う事が物騒なA。
_____Aはヨコハマの大犯罪組織・ポートマフィアの構成員であった。
Aはポケットから携帯を取り出し、何処かへ電話を掛けた。
その人物はワンコールで電話に出る。
『……御早う御座います、首領！』
森«…おや御早う、A君
どうしたのかね？
まさか準幹部勧誘の件、承諾する気になったり…»
『いえ、違います無理ですやりたくないです
エリス嬢に御用がありまして』
森«…そこまで否定しなくても……
エリスちゃんなら其処でお絵描き中「あら、A？」あ、エリスちゃん»
Aは鈴を転がしたような可愛らしい声を聞いてはっとする。
『エリス嬢〜〜〜！
実は先程パンを焼きまして！
良かったら仕事後に持って行こうかな、と！』
エ«！？ホント！？
Aが作るお菓子って何時も美味しいもの、楽しみにしてるわ！！
一緒に食べましょ！！»
……ほう。"一緒"に。
いやあほんとかわいいなあエリス嬢。
『承知致しました！では仕事後に伺いますね！それではまた！』
エ«またね！»
森«エリスちゃ〜ん、それはそうとこのドレス着てみ»
Aは最後のなにか不穏な首領の言葉は何も聞かなかったことにしてブツ、と電話を切る。
『…よーし、お仕事頑張りますか！』
Aは使い古したホルスターに拳銃を手慣れた様子でしまい、パンや荷物が入った鞄を持って家を出た。
______これから起こる大きな出会いは予期もせずに。
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檸檬の奇声 - この作品めちゃめちゃ面白いっすね。文才凄いし、めちゃめちゃ好きです！リクエストいいですか？えっと、夢主ちゃんとエリス嬢のふわふわしたお話を書いてもらえないでしょうか？それっぽいのでも全然OKです。お願いします。更新頑張って下さい！長文失礼しました。 (2023年4月7日 7時) (
レス) @page18 id: 747b96ead4 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - hikageさん» わ〜！！ぜひぜひこんな作品で良ければ！！！ (2023年2月27日 21時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - 誤字です。（言葉の使い方怪しいです(>_<)長文失礼しました。）） (2023年2月19日 23時) (レス) @page1 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - この作品を参考に作品を作ってもよろしいでしょうか？クッキーを題材に文ストを作りたかったんです！めろ。さんの作品はいつに増してもいいものです♪（言葉の使い方怪しいので長文失礼しました。） (2023年2月19日 23時) (レス) @page1 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 続き待ってます！✨ 面白いです！ (2023年2月17日 21時) (レス) @page18 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろ。 | 作成日時：2022年9月24日 18時
