親友(1) ページ44
あの後、どうやって家に戻ってきたかなんて覚えてない。
気付いたら家のソファーに座ってて、
気付いたら朝を迎えていたし、
…そのままボーッとしてたら、1日が過ぎていた。
今日から…また、仕事。
ツアーもある。
映画とかバラエティとか…いろんな仕事が詰まってる。
だけど…体が動かねぇ。
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ピルルルルルッ___!
涼介「……もしもし。」
大貴『おーーーい!!山田ぁーー!!!』
涼介「…うるせぇ。」
大貴『休みボケでもしてるのかー!!?今日から仕事ですよーー!』
涼介「…うるせぇっての。」
頭にガンガン響く大ちゃんの声。
全身が傷ついてる俺には厳し過ぎるわ。
大貴「おっはよー!!」
外から聞こえてきたでけぇ声。
…俺の家だってバレたら責任とってくれんのかな?
ガチャ…
大貴「お。おはよ!高木が乗せてきてくれたぜ!」
涼介「…周りにバレたらどうすんのさ。」
大貴「それは責任持てん!」
涼介「ふざけんな、こら。」
とりあえず大ちゃんを部屋に入れて、雄也には先に行っててもらうように連絡をした。
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涼介「…着替えるから待ってて。」
大貴「……山田、なんかあったか?」
涼介「別に。」
大ちゃんに言ったって、通じないでしょ、
俺の苦しみが…分からないでしょ。
大貴「なんかあったら言えって…、俺らの約束じゃん?」
涼介「…大ちゃんに言ったって…。」
大貴「じゃあ、ずっとその顔でテレビ出んの?
ずっと何か抱えたままツアーでもやる気か?
そんなん俺だけじゃなく、ほかのメンバーもキレるぞ。」
涼介「…。」
寝室の外から聞こえてくる大ちゃんの声。
重たくて、珍しいくらいの真剣なトーンだった。
…確かに今まで大ちゃんには何でも言ってきたな…。
けど…今回の件に関しては、大ちゃんが信じてくれるとは限らねぇし。
涼介「___俺が今から話すこと、信じるんなら良いけど…。」
大貴「俺が信じないのはユーレイぐらいだ!!」
涼介「…まじ不安。」
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涼介「…信じれないでしょ?」
大貴「…写真見して!」
涼介「は。」
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kaori asa(プロフ) - 最高ーっ!です。気付いたらタオル握り締めて画面を必死にスクロールしてました。ありがとうございました。 (2019年9月24日 6時) (レス) id: 89ca319f3b (このIDを非表示/違反報告)
KNN☆(プロフ) - なんでだろう。目から雫が落ちてくる...夢主ちゃん可哀想だけど、なんだか、表現しきれないぐらいの想いを持って死んだのかなって思った、これからの続編みたいなやつ書いたら面白いと思います。とても面白かったです。 (2018年7月17日 20時) (レス) id: b591646d2a (このIDを非表示/違反報告)
rhythm♪ - 泣きました!とても感動しました!!くるすけさんの作品とっても大好きです。これからも頑張ってください!!応援してます!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: d0ee879122 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - この作品何回も繰り返し読んでいるんですけども、本当にいいお話で、毎回毎回涙してます!! この人魚の生まれ変わりとかの話って書いてくれたりしませんか?? くる助さんのお話大好きです。これからも応援してます!! (2018年1月19日 23時) (レス) id: 7ce3edd3fa (このIDを非表示/違反報告)
涙もろ子さん - 涙が止まりません ほんっとに涙が止まりません…。これからも作品作り続けて下さい! (2017年10月9日 1時) (レス) id: 2bf35c0a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年6月5日 20時