【銀魂】真選組監察方の紅一点番外編 (ページ6)

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風紀委員の紅一点⑥ ページ6

ああ、話が逸れちゃったかな…

そういえば、なんかスマホ普及してから、着信音って言葉あんまり使わなくなったよね…そんなことない？

とりあえず"着うた"は廃れたなって思う。

え？着うたって何？って思った人は、親とかに聞いてみると良いと思う。

『次の授業からちゃんと出なよ？』

私、先に教室戻ってるから。

通話を終えた万斉にそう声をかけて立ち上がろうとして、腕を引っ張られる。

『わっ！？』

そのまま彼の膝の上に倒れ込む形になり、私は文句を言おうと顔をあげた。

『ちょっと、危な……』

危ないでしょ！という言葉は、最後まで声にならなかった。

だって、万斉にキスされて、唇を塞がれてしまっていたから。

学校の屋上でキスとか、そんな青春っぽい状況に脳の処理が追いつかなくて、私は軽くパニックに陥る。

何でまた突然、キスなんかしてくるんだコイツは…！！

「よし、やる気出たでござる！」

『～～っ学校ですんなって言ってんだろーが！！』

私から離れてガッツポーズをする万斉に、思いっきり右ストレートをかましながら、恥ずかしくて叫んだ。

顔、赤いままじゃ教室に帰れないじゃんバカヤロー！！

結局、チャイムが鳴るギリギリに慌てて教室に戻る羽目になり、(万斉がのんびり歩いて行こうとしていたので引っ張ってきた)、

更に手を繋いだ状態で教室に飛び込んでしまい、
珍しく既に黒板前に立っていた銀八先生には、
「…お前ら青春すんのはいいが、程々にしろよ？」と言われてしまって、

クラスの一部からは「見せつけてんじゃねーよ！」
「リア充爆発しろ！」とまで言われてしまったのだった。