【銀魂】真選組監察方の紅一点番外編 (ページ23)

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Happy Birthday to 銀さん!!② ページ23

「酷くない！？今日誕生日の人に対して酷くない！？」

数分後、復活した彼は若干涙目でAに向かって訴えた。

『そんなに言うなら、"本日の主役"ってタスキをかけて、かぶき町内を練り歩けば良いじゃないですか』

知り合いに、おめでとう！！ってパイ投げとかしてもらえるかもですよ？

と、彼女は提案する。

万事屋の旦那なら、色んな人に色んな形で(日頃の感謝だけじゃなく恨みつらみその他諸々も含めて)お祝いして貰えそうだ。
と思ったのだ。

さっちゃんこと猿飛あやめちゃんとか、嬉々としてお祝いに来そうなものだけど…なんて、Aは思考を巡らせる。

「あのなァ…パイは食べるものであって、投げるものじゃねーんだよ」

『はあ…』

パイ投げのパイはそもそも生クリームを皿に盛ったものだから、アップルパイとかパンプキンパイみたいなやつじゃないけど…

『まあ、万事屋の旦那なら、あの生クリームも普通に食べそうですよね』

「いやだって勿体ないじゃん」

『やっぱり食うんかい！！』

てっきり「そんな意地汚いことしません～」とか言ってくるかと思っていたAは、思わずツッコミを入れた。

「なァ～せめてケーキのプレゼントとかさぁ～」
あ、ちなみにホールね。

と注文をつけて来る銀時に、彼女は首を傾げる。

『血糖値とか大丈夫なんですか？この前も、医者に糖分摂取止められてたんでしょ？』

「…ちょっと待ってなんで知ってんの？」

『新八君から聞きました』

「あの駄メガネ…」

勝手に人の(糖尿病予備軍って言われた)情報を流すんじゃねーよ…！！

と、銀時は現在万事屋の店内で掃除でもしているであろうメガネ…新八を恨んだ。