【銀魂】真選組監察方の紅一点番外編 (ページ22)

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Happy Birthday to 銀さん!! ページ22

※銀さんお誕生日おめでとォォォ！！って思って書いた産物。
※ヒロインはいつものAちゃんです。ご了承下さい。
この2人はこれくらいの距離感…と(私が)勝手に思っている。
えっ！？拙者の誕生日は！？って脳内に語りかけてくる奴が居るけどごめんな！！また来年だ！！
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『あれ？』

「…ん？」

ある日の市中見回りの最中、
真選組監察方である山崎Aは、パチンコ店から出てきた銀髪天パの男に遭遇した。

「…よォ、ジミーちゃん」

彼の名は坂田銀時。パチンコで大負けしたのか、いつもの死んだ魚のような目が更に死んでいた。
どう足掻いても絶望、みたいな顔をしている。

『…またパチンコですか？』

懲りないですね…と、呆れ顔でAは銀時を見つめる。

そのまま、2人は何となく連れ立って歩き出した。

「そうそう、ジミーちゃん。今日、俺誕生日なんだよ」

『へーそうなんですか。おめでとうございます』

自分を指さして言った銀時に、特に驚いた様子もなくAは返事を返す。

「ちょ、軽くない？」

対する銀時は、もうちょい何かないの！？と塩対応な彼女に目をしばたたかせた。

「ここは、「銀さん、お誕生日なんですか！？わぁ～！おめでとうございますっ♡じゃあ、何かプレゼントを用意しなきゃですね」って言ってくれるとこじゃない？」

『だから今、おめでとうって言ったじゃないですか。あと語尾に♡とか絶対つけませんからね私』

というか、さり気なくプレゼント催促してきましたね今。
Aはジト目で銀時を見つめる。

『なんか、この歳になると誕生日ってあんまり嬉しくないんですよね…私の場合ですけど』

勿論、祝ってもらえるのは有難いけど、その度に、ああ…また1つ歳をとってしまった…って思うし…
と、Aは呟いた。

「あー、ジミーちゃんて確かさんじゅう…」

年齢を言おうとした銀時の腹に、彼女はすかさずボディブローをかます。

「ぐほっ…」

思いっきり腹に食らった銀時は、思わずよろけてしゃがみ込んだ。