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「ぶわはははは!見たか流山!お前のとこの華奢な機械なんぞ、ワシの機械にかかりゃ一撃粉砕よ!鎧・大砲・キャタピラ、これが男の機械じゃあああ!!」
源外の作った戦艦でからくり堂を飛び出すと、辺り一面を取り囲んでいた家政婦達をそのまま蹴散らした。
「ジジイぃぃぃ!!男の機械は結構だが、もうちょっとデリケートな運転できねーのか!!」
「銀の字!交通ルール守って命守れなかったじゃ世話ねーや!それになァ、機械の扱いは喧嘩と同じよ!舐められたら終めーだ!!」
戦艦を乗りこなし機械家政婦たちを次々と倒していくが、キリがないほど大量の家政婦たちが襲いかかってくる。
「後ろからも!」
「神楽ァ!傘の柄を引けェ!!」
言われた通り神楽は傘の柄を引く。すると傘の先から協力なビームが発射された。
これなら楽に倒せる、ともう一度傘の柄を弾けば、こんどは何故かしょう油が出た。
「1回撃つと充電がいるが、醤油さしに早変わりだ。」
「だからなんで醤油!?」
そうこうしているうちに、また新手が現れる。地道に倒していくしかない、と雅は木刀を握りしめた。
すると、また源外が振り返って叫んだ。
「銀の字!木刀の柄を押せェェ!!」
「うおおおおお!!」
「醤油が出る。」
「だからなんで醤油だァァ!!お前コレ、ただの醤油出る棒だろーがァ!!」
「うおおお!とか言っちゃって。恥ずかし。」
「プププ。ただ醤油出しただけアルヨ。」
「おめーも出してただろーが!!」
地上を走っていた戦艦が用水路へと着水する。この先はターミナルに繋がっているらしく、ここからなら奴らの居所に奇襲でき、且つ近道であると踏んだのだ。
「おじーちゃぁぁん!どこが近道ィ!?」
しかし、先にはとてつもなく大きい機械人形が待ち受けていた。先程のものとは比べ物にならない怪力でモップを振り下ろしてくる。
「たまぁぁぁ!!」
「了解。ディスク収納します。」
「!!」
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作者名:p.m. | 作成日時:2024年4月15日 18時