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▽ ページ18
SYside
可笑しい可笑しい。
彼奴がいるはずない
ウソクがいるはずない…
中学二年生の時に
俺には好きな女の子がいた
確か、その彼女もあとから聞くと俺の事を好きだった、らしい。
だけど
キムウソク。名前は今でも忘れない
「スンヨン、君のこと好きじゃないよ？勘違いは程々にね？」
と彼女には嘘をつき
「あの子に何かしたら俺、手ぇ出しちゃうからね？」
と俺にまで言った
中２の足りない頭では何も出来ないことをしった
お互いに害は及んでいなかったが
怖いし憎いんだ…
俺の好きな子は段々と離れていってしまった
悲しかったさすごく、
何しろ俺はあのウソクの
「あの子に何かしたら俺、手ぇ出しちゃうからね？」
という言葉の恐怖を今でも忘れない
俺の初恋だったからこそ嫌い
Aも誰かに取られるかもしれないから、
怖い。すごく。
もう
あんな想いはしたくないんだ
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作者名：すあ | 作成日時：2020年1月4日 18時
