私が生きてた日々【リヴァイ】

ありがと日々よ。3 ページ3

「リヴァイ先輩！！お昼まだですよね！私のどうぞ」

こいつ…毎度毎度俺の目の前に現れやがる


しつこいほどに


「いらん。仕事しろ」



「いやいや、今はお昼休憩ですよー。私が手作りて作ったんですから一口くらい食べてください。」



と、こいつは弁当を突き出してきた




「…」




それを見ていたペトラとオルオは




「A…今日も頑張ってるよね」



「あぁ、飽きずにな。でもAにも恋する乙女の要素があってよかったぜ。」


とにんまりするオルオに引き気味のペトラ

「気持ち悪い…あと、Aも女の子よ。可愛いのにちょーっと恋愛の仕方分からないだけだろうけど…」


と、ペトラは頬をかいて二人を見つめた



……



「おい、お前…なにやって。」



「あ！リヴァイ先輩！プレゼントです！！寒いのでマフラーを」

と、リヴァイのデスクに長すぎるマフラーが置いてあった



「はぁ…お前が編んだのか」



「はい！二人で巻けるくらいの長いマフラーにしました！！」


にこにこしながら自身のデスクに戻っていくA




「…勘弁してくれ…」


と、リヴァイがため息をつくのは誰も知らなかった。





……




「リヴァイ先輩喜んでくれるかなっ！」



ふふふとにやけが止まらないA




「あ、そうだそうだ。この書類は済みだから捨てないと」



と、Aは書類をゴミ箱に捨てた時…





「え…」





捨てられた自分が一生懸命作ったマフラー。


やったことがない編み物を徹夜して作ったマフラー…



Aは、それを拾うとギュッとマフラーを握りしめた




「おい、何やってんだ」




「！」



この声、リヴァイ先輩…これ捨てたのあなたなんですか？






「い、いえ！何でもありませんよ！し、仕事しないと！」


と、Aはマフラーを隠しながらその場を離れた




「？…なんだあいつ」




……



「ペトラぁ…！！」




「それは酷いね。」



「そうだよぉ…そうだよぉ…」



Aは泣きながらペトラに抱きついた




「それって、リヴァイ先輩がやったんでしょ？」





ペトラがよしよしとAのアタマを撫でる



「ぐす…それは…違う…」



「え？」



「リヴァイ先輩が…そんな…ことするハズない…」



「…そっか」



「あって日もないけど、分かる…リヴァイ先輩は…酷い人じゃない…から」



Aはペトラにギュッと抱きついた

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