【BLEACH】紅薔薇と豹王 (ページ9)

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あれから為す術なくやられてる一護

グリムジョーは自分の斬魄刀を一護の腕に刺して虚閃を射つ構えをとった

しかし、その腕はルキアの斬魄刀の氷で凍った

ルキ「次の舞「白漣」」

ルキアの斬魄刀から放たれた冷気で一気に凍ったグリムジョー

だが、ユナは動かなかった

グリムジョーの魄動が消えていないことが分かっているからだ

氷を砕いてルキアの頭を掴み、虚閃を射とうとした

だが、誰かの攻撃により、防がれた

ユナ(誰…？)

？「…やれやれ、ホンマは死神の戦いに手ぇ出すん嫌ねんけどな

しゃァない」

金髪オカッパの男性がユナと反対方向の屋根に立っていた

一護「…平子…」

一護が聞こえないように呟く

グリ「…何だてめぇ

こいつらの仲間か？」

平「なんでやねん」

明らかに嫌そうな顔して答えた

グリ「…じゃあ何だ」

平「何でもええやろ」

グリ「…てめぇが誰だろうが

てめぇを殺すことに関わりはねぇ!!」

グリムジョーは平子に向かって突っ込んでいく

平子は余裕でかわす

平「あんたもいちょい加減して戦えや

俺がかわすたんびにそないガンガン壊しとったら

俺、気ィ引けてかわせへんやろ」

グリ「それでかわしたつもりか!あァ!？」

平「…全く血の気の…多いやっちゃな」

平子はさっきの一護と同じように虚の仮面を出した

グリ「てめぇその仮面…やっぱりあいつらの仲間かよ!!」

平「何遍も言わすな

誰でも……ええやろ!!」

すると平子は、虚閃をグリムジョーに向けて放つ

ユナ「まずい…」

ユナが咄嗟に自分の虚閃をぶつけて庇ったお陰でグリムジョーはダメージがなかった

ユナ「ぅっ…」

しかしユナの火傷が悪化した

虚閃を掠ったのだ

ユナ「ﾁｯ…痛」

グリ「大丈夫か？」

ユナ「平気…。多分」

グリ「宛んなんねーよ」

ユナ「うっさいな…

そろそろ終わるし帰るよ」

グリ「…ああ」

その様子に平子達は攻撃してこなかった

帰ってくれた方が好都合だと思ったのだろう