【BLEACH】紅薔薇と豹王 (ページ2)

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虚夜宮にて

藍「さぁ、成果を聞かせてくれ

我等二十の同胞の前で」

ウルキオラ、ヤミーは先程現世へ行き、藍染が目をつけた死神を見に行ってきたところだった

ウル「はい」

すると、ウルキオラは自身の目に手をかけ、取り出す

そしてそれを躊躇いなく潰した

ウル「どうぞご覧ください」

目を瞑ると、瞼に画面でもついてるのかとでもいうように映像が流れ出す

藍「…成程。それで彼を「この程度では殺す価値なし」と判断したと言う訳か」

未だ流れる映像に浸りながら話す藍染

ウル「はい。“我等の妨げになるようなら殺せ”との御命令でしたので

それに」

そこまでウルキオラの言葉が途絶えた

グリムジョーが口挟んだからだ

グリ「微温ィな。こんな奴等、俺なら最初の一撃で殺してるぜ」

ウル「…グリムジョー」

グリ「理屈だろうが「殺せ」って一言が命令に入ってんなら殺した方がいいに決まってんだろうが!!あ!？」

破面「…同感だな。いずれにしろ敵だ

殺す価値は無くとも生かす価値など更にない」

グリムジョーに賛成派の破面も口挟む

ユナ「…」

ユナはその状況を黙って見ているだけだった

グリ「大体ヤミー！テメーはボコボコにやられてんじゃねぇか!!

「それで殺す価値なし」とか言っても「殺せませんでした」にしか聞こえねぇよ！」

まさしくド正論を言っているグリムジョー

ヤミーが少しキレたように言い返す

ヤミー「…グリムジョー今見てなかったのかよ

俺がやられたのは黒い女と下駄の男だ

このガキじゃねぇ」

その様子にグリムジョーもキレたように返す

グリ「わかんねぇ奴だな。俺ならその２人も一撃で殺すっつッてんだよ」

ヤミーはとうとうキレたのか、挑発に乗った人が言う台詞を吐く

ヤミー「何だと？」

ウルキオラがそれを止める

ウル「止せ」

ユナ(…この死神の成長率を藍染が警戒されてるとしたら、このままじゃ厄介かも

こいつ、格段に成長する確率が高い)

気が付くと殆ど解散していた

そんな中グリムジョーは不満そうな顔をしていた