【NARUTO】冷えきった力 (ページ5)

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ゆきなside

確かナルトに会う前、私は化け物呼ばわりされてたんだっけ……。

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当時、あの女によって一族を滅ぼされた私は、住む場所をなくし、行く宛がなくて、この能力のせいで向かった先ではどこも化け物扱いされてた。

化け物って呼ばれていくうちに、私は人間が嫌いになっていた。

酷いときは殺しもした。

そこで見つけたのは、木ノ葉隠れの里だった。

もう二度とあんなことを繰り返さないよう、私は人目につかない場所で月日を過ごした。

人なんて誰一人来るわけなかった。

そんなある日、金髪の子供が私の元へやってきた。

その時はまだ、名前なんて知らなかった。

ゆきな(幼)「近寄んないで」

ナルト(幼)「え～！何でだってばよ！」

ゆきな(幼)「っ……来んな！！近寄んな！！あんたみたいな人間が私のような化け物に馴れ馴れしくすんな！！」

あまりの勢いで怒鳴りつけていた。

その時のナルトの目、凄く悲しそうで、どこか希望のようなものがあった。

彼も、化け物扱いされていたらしい。

私は、嬉しいのか悲しいのか、よくわからなかった。

その日から、私とナルトはよく会うようになっていた。

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ゆきな「……はぁ…今思うと変な出会いだなぁ～」

ゆきなは家に帰って、独り言を呟いてからナルトの夕食の準備をし始めた。

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