story14 ページ16
luz・side
その時はものすごいショックを受けたことは今でも鮮明に覚えている。
『う・・そ・・・やろ?え、だっ・・・て』
言葉が出なかった。
目が見開かれたのが分かった。
口の中が乾いていくのが分かった。
状況を呑み込めてないことによって、口の端が歪んだ。
背中に嫌な汗が流れた。
「ごめん。ホントにごめん。でもね、私の成績なら勿体ないって、先生がゆったんだ。」
「それに、私ってさほら、自尊心が高いからそんなこと言われちゃったら・・・」
「―――――――――意地でもやりたいんだ。やり遂げたいの。本当にごめんね。」
「つまり、これは完全なる私のわがままだし、これからいうことも、私のわがままなんだけど。」
「できれば・・・・・ひ、光がそれを応援してくれると・・う、れしいかなぁ・・・。」
「なんて、あ、ははっ。冗談、じょうd
『するっ!!!絶対にする!!!』
蜜が言い終わる前に言った。
さっきまで、開きもしなかった口から自然と言葉が滑り出た。
蜜は分かってるのか知らないが・・・、
でも、だって、これは蜜からの初めてのお願いだった。
好きな子が自分を頼ってくれることがこんなに嬉しいことだとは思わなかった。
(嗚呼、嬉しい、言ってくれたことがこんなにも嬉しい。)
(これは自分にだけ言ってくれたのだろうか。それとも・・・)
『ほかの人にも言ったの?』
言ってから思った。
しまった。何を言っているんだ、僕は。
こんな、独占欲の塊みたいなセリフ。
付き合っても、「すき」のたった一言さえも言えてもいないのに。
蜜の目が、少し驚いたように開いた。
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MIEL(プロフ) - umiさん» ありがとうございます!!がんばりますね! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 839cbe8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - いいですね!!!!更新楽しみにしてます! (2017年8月23日 20時) (レス) id: 816f3ebfc4 (このIDを非表示/違反報告)
MIEL(プロフ) - せーさん» わあああああ!!ありがとうございます!!!感激。せーさんの企画、ホント最高でした!!あれ思いつくのはマジ天才。これからもよろしくお願いします!!! (2017年7月3日 22時) (レス) id: 839cbe8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
せー(プロフ) - うおぉぉぉ!!!最高です!!!luzくん可愛いよぉぉぉ!!MIELさんのファンになりました!!これからも頑張って下さい!!! (2017年7月3日 19時) (レス) id: cc1ff23705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIEL | 作者ホームページ:
作成日時:2017年3月15日 15時