【カゲプロ】＊メカクシティ育成ゲーム＊キドver.*１*

▼11 ページ11

｢ほら早く席つけー、ホームルーム始めるぞー｣

教室に入り教壇に立った担任の先生はそう言い、クラス委員の号令で立って礼をし、着席をする。

｢今日は特に授業の変更はないな。今日も１日頑張れよー｣

遅刻者と欠席者を出席簿に記しながらそう言った担任は教室を出ていき、生徒達は再びグループごとにまとまり、談笑し始める。私は携帯を出して白いイヤホンを耳にあて、チャイムが鳴るまでつぼみちゃんのお世話をする。
まだクラスに馴染めなくて１人でいるけど別に寂しくなんかないし。むしろ慣れてきて１人の方がいいや、こうして沢山つぼみちゃんと遊べるし。
そう思いながら画面を見ると、つぼみちゃんの左上にモコモコとした吹き出しが表示された。

『桃湖、その……暇だから何か話さないか？』

つぼみちゃんがそう言うと｢いいよ｣と｢今忙しいから……｣の２つのボタンが表示され、私は｢いいよ｣のボタンをタップする。

『本当か!? ありがとな……じゃあ桃湖から俺に聞きたいこととかはあるか？』

すると｢この前言ってた好きな人について話そう！｣と｢何でツンデレなの？｣の２つのボタンが表示され、私は迷いながらも｢この前言ってた好きな人について話そう！｣のボタンをタップする。

『っ!! べ、別にいいが……。どんなことが知りたいんだ？』

顔を赤くしながらそう言うつぼみちゃん。そして｢好きな人とはいつから友達なの？｣と｢告白しないの？｣のボタンが現れた。

｢……ふふっ｣

｢告白しないの？｣を選んだらまた顔を赤くするんだろうな、と思いながら私は小さく笑う。見られていないか少し心配になった私が周りを見渡してみると、クラスの子達はグループの子達との話に夢中になっていて、誰も見ていなかった。
まぁ、私はクラスの中で空気みたいな存在だしね……見てる訳ないか。
そう思いながら｢告白しないの？｣のボタンをタップすると、つぼみちゃんはさらに顔を真っ赤に染めてこう言う。

『こっ、こここ告白!? む、無理だ、絶対無理だ!! だって……あいつが俺のことを好きな訳ないし……。それに、関係が崩れたら嫌なんだ……だから、告白はしないって決めてるんだ』

画面をタップすると、｢一途なんだね〜｣と｢もし相手も自分のことが好きで、告白してきたらどうする？｣のボタンが現れ、私は｢もし相手も自分のことが好きで、告白してきたらどうする？｣のボタンをタップした。

▼12→←▼10

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す