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画面をタップすると「似合ってるよ」と「可愛いね」のボタンが表示され、私は「可愛いね」のボタンをタップした。
『そ、そうかな? えへへ…そう思ってもらえてるなら嬉しいな』
嬉しそうにして、そう言う文乃ちゃん。そして画面をタップすると、吹き出しの中の文章が変わる。
『まぁそれは置いといて、桃湖っ、服買ってきてくれてありがとう!これは私からのプレゼントだよ!』
そう言った文乃ちゃんは、私に赤いコインを差し出す。それをタップすると「赤いコインを20枚獲得しました」という文章が文乃ちゃんの頭上に表示された。
そして文乃ちゃんの周りにはピンクのハートが浮かび、それらはレベルのゲージに吸い込まれていき、ゲージの5分の3がピンク色に染まる。
「ねぇ翔、……馬」
制服姿の文乃ちゃんを見せようと、私は翔馬に声をかけようとする。すると、隣でゲームをしていたはずの翔馬は、机に突っ伏して私の方に顔を向けて眠っていた。
「……寝て、る」
寝顔までかっこいいとか……翔馬ハイスペックだな。
そんな事を思いながら頬杖をつき、私はしばらくそのまま翔馬の寝顔に見とれていた。
「……っん」
「っ!!」
翔馬がそう唸ってもぞもぞと動き、私は我に返って私の左側にある窓の方を慌てて向き、外の景色を眺めるフリをする。
それから数秒後、私がそーっと翔馬の方を見ると、翔馬は少し笑みを浮かべながらすやすやと眠っていた。
「お、起きた訳じゃないのか……」
そう呟き、私は何故か安堵の溜め息をつく。
いつも寝てたのに今日は寝ないでずっとゲームしてたから、眠かったのかな。てか、私も眠くなってきたし……寝よっかな。
そう思った私はセーブをしてゲームを閉じて胸ポケットに携帯をしまい、枕に突っ伏して翔馬の方に顔を向けて目を瞑る。そうすると徐々に意識は薄れていき、私は眠りに落ちていったのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2018年12月16日 18時