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そして戻るボタンを押して育成ルームに戻って私はごはんボタンの右隣にある着替えボタンを押し、買った2つの服をタップしてみる。
そうすると文乃ちゃんの左上に紙袋が出現し、私はそれを指で文乃ちゃんの胸元に移動させて渡す。

『あっ、服買ってきてくれたの!? ありがと〜、今着替えてくるね! ……覗いたりしちゃダメだよ?』

そう言った文乃ちゃんは、隣に現れたカーテンの奥へとてくてくと歩いていく。
覗かないでって言われたけど……これ、カーテン開けたりしたりできるのかな?
私は文乃ちゃんが入っていって数秒後、カーテンを指でタップしてみる。

『きゃあ! も〜、びっくりした〜桃湖かぁ……。まだ着替えてるから、もうちょっと待ってて?』

「文乃ちゃん驚き方可愛い〜!」

カーテンの横から顔をひょこっと出した文乃ちゃんは、そう言って再びカーテンの奥で着替え始める。
今度は、カーテンを指で横にスライドしてみる。

『わわわ、待って!! 開けちゃダメだよ、まだ着替えてるの!』

そうすると、一生懸命カーテンを開けさせないようにしている文乃ちゃんの小さな手がカーテンの横に見える。
いちいち反応が可愛いなぁ〜、毎日これで癒されよう。
文乃ちゃんの反応に癒されながら今度こそ何もしないで待っていると、がさごそと動いていたカーテンの動きが止まり、文乃ちゃんが出てきた。

『ど、どうかな? 似合ってる……?』

長袖の黒いセーラー服を着て赤いマフラーを首に巻き、革靴を履いた文乃ちゃんはそう言う。
そして画面をタップすると、「似合ってるよ」と「何で赤いマフラー?」の2つのボタンが現れた。

「まぁ確かに、何で赤いマフラーなんだろう……。とりあえず押してみよう」

そう言って笑った私は、下のボタンの「何で赤いマフラー?」を押す。そうすると、文乃ちゃんは首を傾げてこう言う。

『えっ? だってヒーローみたいでかっこいいでしょ?』

そう言ってヒーローのよくやっているポーズをする文乃ちゃんを見て癒され、私は画面をタップした。

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設定タグ:カゲプロ , 育成ゲーム , アヤノ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2018年4月14日 18時

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