【メカクシ団】 メカクシ団と人間嫌いな女の子

プロローグ 〜2〜 ページ2

集落の人々は、少女の怪我が治った次の日、少女の家に行きました。
少女の家のドアをノックしてみると、予想通り少女が出てきました。
そして、集落の人々は少女に言いました。

「この、目隠しをつけてついてきて欲しい」と…

言われた少女は、何の疑いもなく、目隠しをつけてついて行きました。


その時、お母さんと少女のお姉さんは悲しい顔をしていました。


少女は、「なぜだろう…」と思いながらついて行きました。
そして、山を越え、川を渡って、ある神社の前まで行きました。
その時、少女は言いました。


「何故神社の前にいるのか」と…


つれてきた集落の人々は、背筋が凍りました。
なぜなら、少女は目隠しをつけていて、何も見えないはずだったからです。

しかし、集落の人々は作戦を実行しました。
作戦とは、昔話にも書いてある通り、そこの神社に閉じ込めておく、というものでした。
そして、集落の人々は少女に暴行を加え、気絶させました。
少女が気絶した後、『鬼の子』を閉じ込めるためだけの神社の祠に運び、
鎖をつけ、鍵をかけて、閉じ込めました。


少女が閉じ込めれた以来、その集落には『鬼の子』は生まれず、幸せに暮らしました。


めでたし、めでたし。

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