メカクシ団(非公式)の日常

少年少女の事実byグレン ページ44

思いもよらない出来事って

前日か当日に起こるものってオレは思う

＿＿＿これは、メカクシ団に入って数ヵ月後のこと


今はまさにそんな気がしてしまう。


セツナ「グレン。これを渡しておく」

グレン「……手紙？…差出人不明ですｋ「両親だよ」…えっ？」

セツナ「お前と、"ミラ"の両親」


団長から渡された一通の手紙

差出人不明かと思ったら「両親」と言われた

しかも………オレと、ミラの


セツナ「手紙の内容は知らん。だけど宛名にお前とミラの名前があった」

グレン「……ホントだ。」


ぺらり、封筒に入ってる紙を見る

そこには確かに「グレン、ミラへ」そう書いてあった


内容を読んだ。

……オレのこと、捨てたんじゃなかったのかよ

しかもあの女の子と兄妹とか……
あのリスカッター野郎と幼馴染とか……

頭こんがらがるぜまったく……


セツナ「…どうだ？少しは安心できるだろ」

グレン「……何がですか」

セツナ「俺達は、皆家族だ。一人ぼっちなんてことはないんだよ」

グレン「!!」


……ヤバい。泣きそうだ


フードをさらに深く被って泣きそうな顔を隠すことにする

団長が薄く笑ってたのは気にしないことにしよう


セツナ「……で？」

グレン「？」

セツナ「ミラとレミトだ。今は二人でミラの部屋にいると思う」

グレン「！あの、」

セツナ「俺達は待ってるから。焦らなくてもいいぞ。……良い報告、期待してる」

グレン「っ!」


行って来い、と言うことか。

……上等だ。言ってきてやるよ


走っていく時、後ろを振り返り団長に一言


グレン「団長！サンキュ！」

セツナ「！……ああ」




そう言った後の団長の顔は、笑っていたとかいなかったとか

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