友情幸福りすとかっとbyノナ ページ30
レミトさんの話です。(レミトside)
俺のいつもの日課、リスカをやっていると、耳にぬめり、とした感触が走った。
「うぁぁぁぁ!気持ち悪ぁ!」
「wwww」
耳舐められたッ!…こんな事をするのは団員の中で一人しかいない。
「ノナぁァぁッ」
6、ノナだけだ。こいつは悪戯好きなのか俺によく悪戯をしてくる。
何故か長かった白髪が見事に背中の真ん中位の散切り頭になっていた。
「どうしたんだよそれ。」
「…何の事だい?代名詞だと分かんないよ。」
「わざとやってんだろ。」
するとノナはにたぁ、と笑って
「そうだよ?」
と言った。
「髪の事だろ?…これは昨日ボクが自分を痛めつけるために髪引っ張ってたらなんかいつの間にかこうなってたんだ〜。」
こいつもリスカではないがよく自分を痛めつけるらしい。
「…あーれぇ?リスカ中でしたり?」
「…あぁそうだけど?なんか悪い?」
「いや?ボクは別に止めないぜ?そんなの個人の自由だからね。ボクも含めて。あぁ、レミトに聞きたい事があったんだ。なんで君はリスカをするんだい?」
「…能力使えばいいじゃん?」
「良いのかい?]
「出来るんなら…ね」
その途端ノナの目は真っ赤になった。その眼はなんだか俺の血の色にどこか似ていた。
「…君って案外つまんない人間だね」
「お前に言われたら終ってんな」
「確かにな。…でもさ、レミトのリスカの意味、元の使い方と違うぜ?レミトはただ単に自分を痛めつけてるけどリスカってのは、自分を痛めつけるためにあるんじゃなくって、『血が出ているから“生きている”』『自分を痛めつけたら痛いから“生きている”』
そういう風に自分の存在を確かめるためにリスカってのはあるんだ」
「あっそうですかー あんた何?知識を自慢したいの?」
「まぁ簡単に言えばそうなるね」
「鬱陶しい もう出てってくれ。」
「そうだね。もういいや。」
じゃあね、とノナは勝手に出て行った。
と、それと殆ど同時にミラが入ってきた。
「…ま、またリスカ…したの?やめた方がいいよ?」
「…はいはい。」
珍しく反発しなかった俺に驚いたのかミラは少しきょとん、とした表情になった。
でもすぐノナとは正反対の綺麗な笑みを浮かべて
「聞いてくれるなら私も嬉しいよ。」
と言った。
仲間って良いなぁ――とか思った18歳のある日の事。
――
レミトとミラ、御免なさい!
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キル@村田(プロフ) - *LERELUA*さん» な、なら良かった・・・・ (2013年3月10日 14時) (レス) id: 42c63c4694 (このIDを非表示/違反報告)
*LERELUA*(プロフ) - キル@村田さん» えっ!?あ、だっ、大丈夫だよ!!!?もう解決策見つけたし!!…だ、だからほら、えぇと、なっ、泣かないで……っ?ね……?(つд;*) (2013年3月10日 13時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)
キル@村田(プロフ) - な、何か話がつかめないけど・・・・ミラごめんね(´;ω;`) (2013年3月10日 12時) (レス) id: 42c63c4694 (このIDを非表示/違反報告)
*KANON*(プロフ) - せんさん» いいよ!パスはsetunaです! (2013年3月10日 0時) (レス) id: 8e8dc3aee6 (このIDを非表示/違反報告)
せん - 2作目にもう書いちゃっていいんだよね? (2013年3月10日 0時) (レス) id: 32b86f5983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:非公式メカクシ団 x他2人 | 作者ホームページ:
作成日時:2013年3月3日 12時