メカクシ団(非公式)の日常

夕方の日常。byミラ ページ23

はぁーっ、今日も疲れたな…学校……


そんなことを思いながらドアを開けた。

「ただいま…」



「おっ、おかえりミラ。」

「……ん。ミラか。おかえり。」

「……ミラ…学校お疲れさん……」

「おかえりミラー!!」

「やっほーミラ♪」

「ミラ……遊ぼうぜ…？」

「お疲れミラ」

「ミラおかえり!!」

「おっ、ミラじゃん。おかえり♪」

「……ミラ…おかえり……」



それぞれの言葉で、それぞれの待遇で、皆が出向かえてくれる。


これが、日常。いつものことで。

いつも、皆がいってらっしゃいって言ってくれて、

いつも、皆がこうしておかえりって言ってくれて、

……いつも、変わらない笑顔で話しかけてくれて。




そう、いつも、同じ。


…………でもね。



この『いつも』を、『当たり前』を、大切にして、

『当たり前』をくれるその人たちに感謝して、


その時、自分が言える目一杯の『ありがとう』を、形にして、声にして、



その『大切な人たち』に伝えること。


それが何より大事で優先すべきことだって、


私は、知ってる。



「…っ、皆、ただいまっっ!!!!」



もう、二度と。


「ミラw２回目w」

「……((ﾌｯ」

「…ぁ、あぁ……」

「ねぇミラ見て見て!!また絵描いたんだ!!」

「よし、飯だ団長」

「じゃあ飯の後で遊ぼうぜ!!」

「お腹空いた」

「ミラ行こう!!」

「今日の晩ご飯何？」

「……行こ」



…この温もりを失わないように―――。

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