FILE257：ゴンドラの真相 ページ15
コナンくんが突然そんな事を叫ぶと周りの空気が一変した。
「きっとさっきの衝撃でスイッチが入ったんだ！」
「おい、誰か鋏とか切れる物持ってるやついるか？」
『松田さん…！？』
「これは俺の仕事なんでね」
松田さんがニヤっと笑うと梓さんが店の奥から鋏を持ってきた。
「こ、これで大丈夫ですか？」
「ああ、サンキュー。ドライバーなんかもあると良いんだが、この店にあるか？」
「ど、ドライバーですか？」
「梓さん、確か裏にあった筈なので僕が持って来ます」
「あ、は、はい！お願いします！」
安室さんが裏に行ってドライバーを持って来ると松田さんに渡した。
「これで良いですか？」
「ああ、ありがとなゼロ」
「っ…僕は安室透ですよ？」
「ん？ああ、わりぃ。昔のダチに良く似てたから間違えたわ。悪かったな」
「い、いえ…」
なんか心が痛む様な気がするのは私だけなのかな。
「松田刑事！後五分しか…！」
「心配すんな、焦りこそ最大のトラップ。それにこの程度の仕掛けなら」
『「三分もありゃ十分だ」』
「っ！？」
『ですよね！』
「あ、ああ…フッそうだな」
松田さんは着々と爆弾を分解していく。
「そういえば覚えてるか？お前があん時、観覧車に仕掛けられた爆弾とランデブーした時の事」
『ランデブーって…勿論覚えてますよ！』
「あん時はお前が爆弾の在処を教えてくれたお陰でその場にいた奴に見つけて解体して貰ったのさ。まあ本当偶然だったけどな」
『そう言えば観覧車の中で電話してましたもんね、爆弾を解体出来る知り合いって誰だったんですか？』
「俺だよ俺！」
『え？萩原さん？え！？まさか萩原さんがあの時の電話の相手だったんですか！？』
「そうそう！あん時俺丁度風邪拗らせて入院しててさ〜！あの日が退院日だったのよ。松田から電話かかってきて俺の今いる病院に爆弾があるらしいってさ！んで場所は？って聞いた後すぐに俺のベッドの下から紙袋に入った爆弾が出て来たって訳よ！いやぁ〜！本当偶然って怖いねぇ」
本当、両方の意味で偶然って怖い。
FILE258：一日の終わり→←FILE256：本人ですから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 945人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもちアイスクリーム(プロフ) - え、めっちゃ最高でした！！ (4月8日 12時) (
レス) @page50 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - karionさん» コメントありがとうございます(^｡^)次回作は安室さんです！いろんな案が出過ぎているので悩み中…。割とキャラが病んでる描写が好きなのでキャラ崩壊ありかもです。 (5月11日 6時) (レス) id: bce4419484 (このIDを非表示/違反報告)
karion(プロフ) - 面白かったです！自分飽きるのが早いので最後まで読むことが少ないんですけど久しぶりに最後まで楽しく読む事が出来ました！次回作も楽しみです‼︎ (4月30日 13時) (レス) @page49 id: d59aca9a13 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - えくれあさん» ありがとうございます！最終回の終わり方は一話の時から決めてたのでやっとって感じです！次回作も頑張ります！ (2022年5月1日 12時) (レス) id: 9f82d8cbd4 (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - 最後の終わり方いいですね〜！完結お疲れ様でした！次回作も頑張ってください、応援してます！ワクワクです笑 (2022年5月1日 0時) (レス) @page50 id: 1e601cb38a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみ太郎 | 作成日時：2022年3月14日 14時
