決断の時 ページ1
『…………』
スウォン「A？」
『……すまないが、スウォン…
お前達とは、共には居られない』
ス・ジュ「「！！！」」
スウォン「なっ、何故ですかっ？！！」
『…確かに、お前達のことは大切だ。それは、これからも変わらない』
スウォン「ならば！『けどな、』…？」
『お前達以上に、私にとってヨナやハクは、……かけがえのない存在であり、私のこの命を懸けてでも、守り通したい存在なんだ…』
スウォン「……それは、…私が、ヨナやハクよりも劣っているということですか？」
『そういう意味じゃない。
……約束、したから。
必ず、守ると。
あの時、誓ったから。
…約束を守る為だけにヨナ達を選んだ訳ではないよ』
ジュ「それならば、何故だ？」
『………天命…。
全ては、天命。私がヨナや彼らと出会ったのも、全ては天命であり、必然だった。
それだけだ』
スウォン「……A、貴方は、何を背負っているのですか？」
『……簡単に言えることではない、な。
私も、まだ完全に理解した訳ではないからな。
唯、言えるのは、……私の、過去が少なからず関係している』
ジュ「…俺や陛下は勿論だが、…ハクやヨナ姫も知らないんじゃないのか？」
『ええ、そうです。
ですが、まだ言う時ではない』
Aは空を見上げた
その横顔は、少し寂しげに見えた
朝日に照らされ、彼女の美しい薄紫の髪がきらきらと輝いて見える
『………そろそろ、戻らなければならないな』
そう呟くのを聞いて、二人は我に帰った
スウォン「そんなっ！またっ、居なくなるのですか？！
嫌です！！
…っ行かないで下さい…！！」
キュッと、スウォンは袖を握りしめた
『…大丈夫だ、スウォン。
また、何処かで会える。
この高華国にいる限り、会えるさ。
お前との縁は、深いから』
sideスウォン
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朔夜(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2022年7月25日 7時) (
レス) @page8 id: 7e2e5dd260 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！早く主人公と黄龍の御対面の話を読みたいです！ (2017年12月26日 17時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
優奏(プロフ) - 続き書いてください(´；ω；｀) (2017年9月16日 13時) (レス) id: c59d306907 (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - えっ！これで終わりなんですか？！これ、めっちゃ大好きですっと待ってたんですよ〜（泣）続きないんですか？？ (2016年8月8日 15時) (レス) id: 16f0c9630a (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 同じ夢主で暗殺教室を書いてほしいです(・ω・)暗殺教室わかりますか？ (2016年4月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 0e5a94908b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーク | 作成日時：2015年8月23日 20時
