目を閉じたくなる話2 ページ5
僕の言葉にレオナは何も言うことが出来なくなったけど、次の瞬間今まで聞いたことないようなレオナの大きな声を聞くことができた。
「分かってる!分かってるよ…。私だって生きたいけど…。もう無理だよ!私達は死んじゃうんだよきっと…」
レオナの目には涙が溜まっていて今にも溢れ出しそうだ。
「無理じゃない…。きっと大丈夫。大丈夫だから…」
僕は優しくレオナの背中をゆっくりなでる…。
なんとしても僕達は2人で出なきゃ。僕達はツインズ2人で1つなんだから…。
僕がそう思っていると…目の前にあった扉がいきなり光だした!
あの扉確か開けなかったはず…。でも今なら何故か開けられる感じがする。
「レオナあの扉で外に出られるよ!きっと」
「そうだね。ドロシー」
でもその扉が2人共外に出してくれるとは限らない…。
「レオナ…。僕じゃここを出ること出来ないかも…」
「な、何を言ってるの?二人で一緒に出なくちゃ!私達2人で1つでしょ!?」
「でも、この扉が1人しか出られないって言ってるような気がする!」
「そんなことないよ…。1人しか出られないなんて…」
レオナは僕を悲しそうな目で見つめていた。
『早くしないと二人共出られなくなるかもよ?』
そんな扉の声に僕の心臓はドキッと飛びはねる。
どっちも出れないなんてそんなのヤダ…。レオナが…レオナが…外に出てくれなきゃ…。
レオナなら僕のかわりに生きてくれる…。きっとそうだ…。
いつもはとても頼りないお姉ちゃんかもしれないけど最後くらいはお姉ちゃんとして何かしてあげたかった。
「レオナ…よく聞いて…。あの扉を使って1人で外に出て」
「イヤだよ…。ド、ドロシーも一緒に…」
「だ、だめだよ!僕じゃ外に出ることなんて出来ない…」
「どうして…。そんなのありえない…。ありえないよ」
レオナの目からは大量の涙がポロポロと落ちていた。
『本当は自分が出たいんじゃないの?』
うん…出たい…。出たいけどレオナを1人残していくなんて僕は当然出来るわけないよ…。
『そう…。せっかく貴方を出してあげようと考えたけどいいよ。私、レオナちゃん気に入っちゃた♪』
あっそ…。なら最初からレオナにしておけば良かったんだ!僕はレオナさえ幸せでいてくれたらいいんだ!
つづく!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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めいめい(プロフ) - まりタン♪さん» ありがとうございます!頑張っていきます! (2016年4月17日 10時) (レス) id: 743c8c2cb6 (このIDを非表示/違反報告)
まりタン♪ - 続きがとっても気になります!!連載がんばってください! (2016年4月17日 1時) (レス) id: a944bfd517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいめい x他1人 | 作成日時:2016年4月15日 19時