そっくりだね ページ19
中学二年―――
試合中で、青峰のシュートが決まり、観客が湧いた。
青「っし!!ナイスパス!ユキ!」
緑「相変わらず憎たらしいぐらいピッタリなのだよ」
黄「ってか雪乃っち、こっちにも回してほしいっス!」
『キャプテンに言ってください』
青「ははっ、ホントなんでだろな。ユキとは他のことは何も合わねーのに、バスケだけは噛み合うんだよな」
雪乃と青峰は一緒にディフェンスに戻っていく。
その様子を黄瀬は悔し気に見ていた。
黄「…ちぇ〜、なんでっスかねー?」
緑「…雪乃は影なのだよ」
黄「は?」
緑「影は光が強いほど濃くなる。つまり強い選手(プレイヤー)と組むほど、雪乃も力を発揮する。オレ達も別に雪乃と息が合っていないわけではない。
…が、やはり最強は青峰(アイツ)だ。一番雪乃がかみ合うということは、ひときわアイツの輝きが強いということなのだろう」
緑間の目線の先では、雪乃と青峰が拳を合わせている。
雪乃と青峰は楽しそうに笑いあっていた。
回想終了―――
『………』
雪乃は拳を悲し気に見つめていた。
あの時は楽しそうにバスケをする君の姿が大好きでした。
―――桐皇学園高校
桐「ソォー、エイ、オウ、エイ」
桐皇学園高校バスケ部も、きつい練習をしていた。
?「ウィース」
桐「ウィース」
体育館に入ってきた黒髪で糸目の眼鏡の男子に全員が挨拶をする。
彼は桐皇学園高校の主将の今吉である。
桐皇学園高校バスケ部
PG 180cm
今吉 翔一
今「すまんのー、進路相談長びいてしもーた。すぐストレッチ入るわ」
コートの脇で今吉はストレッチを始める。
今「あら?青峰は?」
桐「勝手にどっかいきました。てかまたサボリっすよ」
今「まったく、しょーがないやっちゃ。のー桜井」
桜「えっあっはい!すいません」
今「は?」
SG 175cm
桜井 良
桜「自分クラス一緒だから止めたんですけど…ダメでその…ホントすいません、生きてて」
今「いやえーよ。別にそーゆー…生きてて!?」
桜「すいませんすいません、自分とか羽虫っす!」
今「羽虫!?いやもうええから、むしろ軽くウザいで」
桜「あぁ!すいません!うざくてすいませんっ!」
今「めんどくっさ!!」
『そっくりだね』
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芽衣(プロフ) - 相澤さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張ります (2019年4月13日 9時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
相澤 - すっごい大好きですー!!!!更新頑張ってください!! (2019年4月8日 23時) (レス) id: 52791a9249 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 水無月。さん» 大変返信が遅くなってしまい、すみませんでした。水無月様のお好みでよかったです!とっても励みになります。不定期更新ですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 21時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - チコさん» 大変返信が遅くなりまして、すみませんでした。更新頑張ります!よろしくお願いします。 (2019年4月6日 21時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - シャトーさん» 大変返信が遅くなり、すみませんでした。面白いって言っていただき、とっても嬉しいです。不定期更新ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年4月6日 21時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2018年11月15日 8時