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第3話 ページ4

土「会議中に私語した奴ァ切腹だ。俺が介錯してやる、山崎…お前からだ」



土方は刀を抜き、観察方の山崎に迫る。



山「えええ!?俺…何も喋ってな…」

土「喋ってんだろーが、現在進行形で」



土方に圧倒され、騒いでいた他の隊士もおとなしくなる。



山「Aさん、助けてー!!」



Aの方に助けを求めるが、当の本人はズズッとお茶を啜っているだけ。



『ガンバ(パチッ)』

山「Aさんのウィンクでも、何の解決にもならないから!!」

近「ウィース」



その時襖が開き、真選組局長、ゴリ(ゴホン)近藤が姿を見せた。



近「おお、いつになく白熱した会議だな。よ〜し、じゃあみんな、今日も元気に市中見廻りに行こうか」



近藤の顔は左側だけ大きく腫れていた。
その姿に言葉を失う隊士達。
Aは特に気にせずにタバコを吹かす。



近「ん?どーしたの?」

『近藤さんがカッコ良くなってるから見惚れてるんじゃないですかー(棒読み)』

近「マジで!?どこら辺が!?」

『ゴリラへんが』



土方は呆れてため息を吐く。










『白髪の侍へ!!
てめぇこのヤロー
すぐに真選組屯所に
出頭してこいコラ!!
一族根絶やしにすんぞ

真選組


これが本当に警察の言うことかねぇ』

土「うるせぇ」



Aは電柱の貼り紙を剥がしながら、土方と沖田と共に歩く。



沖「そんなことより斬るって言いやした?」

土「あぁ斬る」

沖「件の白髪の侍ですかィ」

土「真選組(うち)の面子ってのもあるが、あれ以来隊士どもが近藤さんの敵とるって殺気立ってる。でけー事になる前に俺で始末する」

沖「土方さんは二言目には「斬る」で困りまさァ。古来暗殺で大事を成した人はいませんぜ」

土「暗殺じゃねェ。堂々と行って斬ってくる」

『どっちにしろ斬るんかい』

沖「そこまでせんでも適当に白髪頭見繕って連れ帰りゃ隊士達も納得しますぜ。これなんてどーです。ホラ、ちゃんと木刀もちな」



沖田はたまたま居た白髪のホームレスに木刀を持たせる。



『ムリがある』

土「ジーさん、その木刀でそいつの頭かち割ってくれ」

沖「パッと見さえないですが、眼鏡取ったらホラ、武蔵じゃん」



おじさんのサングラスを外すと、濃い顔が現れた。



『わーお』

土「何その無駄なカッコよさ!!」



武蔵と別れて、再び歩き出す。





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芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時

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