第28話 ページ29
銀「おかえりー」
『何でまだいんだい?』
Aが帰るとまだ銀時は家におり、エプロンをつけて、今日の夕飯を作っていた。
銀「カレー出来たよ」
『あぁ、ありがと…じゃなくて!早く帰れ!!神楽ちゃんが待ってるんだろ!?』
銀「いやー、今日も帰らないってって言っといたから大丈夫だろ」
『勝手に決めるんじゃ無いよ!それにアンタ、昼間出たんだろ!?このままここに居座るつもりかい!?』
銀「あ、バレた?昼間出たのは家に荷物を取りに行ってたんだよ」
『そのまま帰って、ウチに来んな。仕事があんだろ。それにアンタはあの子の保護者なんだから帰れ』
銀「いやー、やる気が起きなくって。夜の方はやる気満々なんだけどー。専業主夫になろうかなー。あ、Aの専属シェフ、または◯め犬でもいいよ」
(ブチッ)
『さっさと出てけー!』
銀時の首根っこを掴み、玄関まで引きずっていき、ほっぽり出した。
持ってきた荷物も外に出し、鍵を閉める。
銀「ちょっとAちゃん!俺が作ったカレーは!?俺お腹ぺこぺこなんだけどー!!」
『帰ってまた作るなり、飲みに行くなりすればじゃないか。ウチの食材だよ』
銀「そんな殺生なこと言わないで!お願いだから開けて、明日には帰るからー!」
『いますぐ帰れ』
銀「ごめんって、ホントに俺が悪かった!!だから開けてー!!」
銀「『いただきます』」
結局、銀時が土下座をして、中に入れてもらった。
今は二人で銀時が作ったカレーを食べている。
『相変わらず甘いカレーだね』
銀「当たり前じゃん、そうそう人間は味覚変わらねェよ」
『…戦争の時もアンタが作るカレーは激甘で、晋助が激辛だったね。晋助が作るとみんなが火が吹くほど辛かったっけ』
銀「アイツの味覚は絶対おかしい。ニコチンで舌がイカれてるんじゃねーか?」
『それは私にも言えることだが?』
銀「いやいや!Aの料理は全部美味しいし!アイツとは全然違うから!!」
『ハハハッ、ありがとね。しかし…やっぱりアンタの作ったカレーは私には合うね』
Aは銀時に優しく笑いかけた。
銀「やっぱ専属シェフになろうか?」
『カレー専門の専属シェフならいらないよ』
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芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時