検索窓
今日:22 hit、昨日:82 hit、合計:88,974 hit

第27話 ページ28

『ったく…腰が痛いったらありゃしないよ』

沖「どうしたんでさァ、Aさん。婆さんみたいに腰曲げて」

『なんでもないさ。ちっとばかし、腰痛めちゃってね』

沖「まさに年寄りが言う言葉じゃないですか」

『まぁ気にしないでくれ』



屯所のお茶を飲み、休憩していると沖田がやってきた。



沖「そういや、旦那がAさん家から出てきたのを見やしたぜ」

『旦那?』

沖「いやですぜィ、わかってるくせに。この間の銀髪の侍でさァ。土方さん負かした」



思わずお茶を吹き出しそうになったA。
それを見て、ニヤニヤと笑っている沖田。



『な、な、な、何で見たんだい?』

沖「Aさんが取り乱すなんて、珍しい。さっき見回りしている時でさァ。アンタ、屯所の近くに家あるから偶々見たらそこに…」

土「何の話だ。優雅に休憩なんぞしやがって」



その時、土方が部屋を開けて入ってきた。



沖「面白い話でさァ。Aさんの家から男が…」

『わぁーー!!言うな!!』

土「お前が取り乱すとは珍しいな」

『おんなじ事、総悟にも言われた…。そんなに私って感情出さ無いのか?』

土「あぁ、いつものんべんくらりとしてるな」

『即答しないでくれる?』

土「面白い話でもないだろ。コイツも結婚してるらしいしよ」

沖「え、結婚してるんですかィ、Aさん」



Aは自分を落ち着かせるためにタバコに火をつける。



『別に隠してたつもりはないけどさ、ただ5年も別居してりゃあ、言う必要もないだろ』

?「何ィーーー!?ウチのアイドルAちゃんが他の男のものだって!!?」



そこに現れたのは近藤だった。



近「嘘だと言ってくれ、Aちゃん!」

『そのちゃん付で呼ぶのはやめてくれんか、近藤さん。それにアイドルじゃないし。嘘じゃないよ」

近「ぬぁにーーー!?相手は誰!?俺達知ってる!?」

『まぁ知ってるといえば…知ってるね』



沖田は相手を知っている沖田はずっとニヤニヤとしていた。



『あー、もう!ここは女子会か!どうせわかる事だろ、もう詮索しないでくれ!」



タバコを消し、ズカズカと部屋を出て行った。



土「総悟、お前知ってんだろ。教えろ」

沖「いやでさァ。そんなに気になるなら本人に聞いてくだせェ。それとも聞く勇気が無いんですかィ?ヘタレ土方」

土「よーし、刀を抜け」



いつも通り喧嘩を始める土方と沖田、ショックで呆然と立ち尽くしている近藤だった。





.

第28話→←第26話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。