坂田夫婦は離婚寸前（絶対ーしねぇからな！！）

第16話 ページ17

陀「てめーら終わったな。完全に″春雨″を敵にまわしたぞ。今に宇宙中に散らばる″春雨″がてめーらを殺しにくるだろう」

銀「知るかよ、終わんのはてめーだ」



銀時は刀を抜き、陀絡に突きつける。



銀「いいか…てめーらが宇宙のどこで何しよーとかまわねー。だが俺のこの剣、こいつが届く範囲は

俺の国だ。

無粋に入ってきて俺のモンに触れる奴ァ、将軍だろーが、宇宙海賊だろーが、隕石だろーが、ブッた斬る！！」



陀絡と銀時は同時に動いた。
二人は動かない。



陀「クク、オイ、てめっ…便所で手ェ洗わねーわりに、けっこうキレイじゃねーか…」



堕落は倒れた。



そして、春雨のアジトは殲滅した。





新「アー、ダメっすね。ホントフラフラして動けない」

神「日ぃ浴びすぎてクラクラするヨ。おんぶ」



新八と神楽は座り込んで動かない。



銀「何甘えてんだ腐れガキども。誰が一番疲れてっか分かってんのか！二日酔いのうえに身体中ボロボロでも頑張ったんだよ銀さん！」

新「僕らなんて少しとはいえヤバい薬かがされたんですよ！」



銀時は新八と神楽に背を向け歩き出す。



銀「つきあってらんねー。俺、先帰るからな」



銀時はしばらく歩いていたが、それでも動かない二人にイライラし始める。



銀「いい加減にしろよコラァァァァ！！上等だ、おんぶでもなんでもしたらァ」



すると二人は猛スピードで走ってくる。



銀「元気爆発じゃねーか、おめーら！！」



新八は銀時の背に乗り、神楽は銀時に抱えられる。



神「銀ちゃん、私ラーメン食べたくなってきたヨ」

新「僕、寿司でいいですよ」

銀「バカヤロー、誕生日以外にそんなもん食えると思うなよ！！…ったくよ〜、重てーなチクショ」

『せっかく私がラーメンなら作ってやろうと思ったのに残念だね〜』



銀時の横を通り過ぎるA。
銀時は立ち止まり、しばらく固まってしまった。



神「A大好きネ！！」

新「Aさんのご飯なら何でも食べます！！」



神楽と新八は走ってAについていった。



銀「やっぱりてめーら元気じゃねーか！！…ったく、Aちゃん、俺のもよろしく！！」

『アンタのは無いよ、いらないんだろ』

銀「いりますいります！！Aのご飯なら何でも食べますとも！！真っ黒こげの卵焼きでも何でも！！」



銀時も必死にAに走りよる。



桂「フン、今度はせいぜいしっかり掴んでおくことだな」





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