一度でたくさんだ ページ18
河「木吉さん…何か忘れ物ですかね?」
日「ん?まあ…そのようなもんだ…」
火「…あの角にいた奴すか…」
日「なんだ火神、気づいてたのか?」
火「…かなりやるってことぐらいは…」
雪乃も気づいていたようだった。
日「まあ…隠すことでもねんだけどな。少し前、中学バスケ界で最強と言えば帝光中学校の『キセキの世代』だった。言うまでもなく圧倒的力で全中三連覇をはたした5人の天才。だが、一つ上の代にもいたんだ。『キセキの世代』と渡り合うことができた5人の逸材。
時代が違えばそいつらが『キセキの世代』と呼ばれていたかもしれない。
木吉を含めたその5人は『無冠の5将』と呼ばれている。
そして火神の気づいたそいつはその一人だ」
木「試合中見えてたよ。秀徳戦わざと出てなかったな」
花「うん、悪い?」
木「良いか悪いかは知らん。ただ巣間」
花「…ふはっっ、相変わらずマジメすぎてキモいな木吉」
花宮は鼻で笑う。
花「今日がんばって手の内全部さらそうもんなら、3勝全部ガチの勝負になってダリーじゃねーか。目先の一勝なんてどーでもいんだよ。残り二つは勝手にお前らが負けるからな」
降「わざわざ挨拶に残ったってことは、仲いいですか?」
日」逆だよ。そもそも木吉とは対極と言ってもいい奴だ。木吉を最もバスケットに誠実な男と呼ぶなら、奴は最もバスケットに不誠実な男だ」
木「…!?どうゆうことだ?」
花「おっと、言いすぎたな」
花宮はベンチから腰を上げる。
花「まずは秀徳とだろ?がんばってよマジで応援してるから!ああ!あと…ケガ早くよくなってよ。心配してるんだからさ!」
花宮は意味深な言葉を残して去っていった。
『一度でたくさんだ』
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芽衣(プロフ) - misora様、名無し様、コメントありがとうございます。返信、更新ともに遅くて申し訳ありません…これからも亀更新ですが、よろしくお願いいたします。 (11月22日 0時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - すごく面白かったです!続きを楽しみに待ってます。 (10月27日 17時) (レス) @page32 id: 8793ae0e54 (このIDを非表示/違反報告)
misora - 更新楽しみに待っています! (2022年12月13日 20時) (レス) @page29 id: 250e7e12f2 (このIDを非表示/違反報告)
YUKIKA(プロフ) - 頑張ってください。 (2022年12月13日 0時) (レス) id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - ぷっしーさん» 初めてご覧いただきありがとうございます。更新頑張ります! (2022年12月12日 23時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2022年7月24日 8時