行ってきます ページ3
黄瀬がシュートを打とうとした瞬間、雪乃の後ろから火神がジャンプした。
黄「……!!」
火神は黄瀬のシュートをブロックした。
黄「(やられた……!!つまり平面は雪乃っちが。高さは火神がカバーするってことスか…!!)」
笠「(外からのシュートはモーションかかっからな…やっかいだぜ、やっぱコイツら…!そもそもこの流れを作ってんのは11番(雪乃)だ。コートで一番のヘボで一人じゃなんもできねーはずが…信じらんね……!!)」
火「いくぞ!速攻!!」
火神が速攻のため、ロングパスを出そうと振りかぶった。
黄「ちっ…」
黄瀬も慌ててディフェンスに戻ろうと走り出した瞬間、振り上げた肘が雪乃の頭に直撃した。
火・黄「あっ!!?」
リ「雪乃ちゃん!!」
審「レフェリータイム!!」
雪乃のケガは左側のオデコを切ったようで、血が流れていた。
リ「血が……!!」
日「大丈夫か雪乃!?」
『……フラフラします』
リ「救急箱持ってきて!」
火「おい…大丈夫かよ!?」
立ち上がった雪乃に火神が心配そうに雪乃に寄って来た。
『大丈夫です。まだまだ試合はこれからで……しょう…」
火「おっと!大丈夫か!?」
日「黒子ォ―――!!」
雪乃は喋っている途中に気を失い、倒れそうになったところを慌てて火神が支えた。
火神はそのまま雪乃をお姫様抱っこをして抱き上げた。
火「(軽っっ!こんな体で…しかも女で試合出てんのかよ…)」
『…輝…ん…』
火「…?」
火神の腕の中で気を失いながらも、何かをボソッと言った雪乃。
火神には声が小さすぎて聞き取れなかった。
そのまま火神は雪乃を誠凛ベンチに寝かせた。
笠「不本意な結末だが…終わったな…あの一年コンビが欠けた以上…あとは点差が開くだけだ」
黄「(雪乃っち…)」
黄瀬は心配そうに雪乃を見ていた。
『行ってきます』
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しの - 8ページの同点が同店になっていました (2022年6月4日 9時) (レス) @page8 id: 4405ba540e (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - だいぶ前の作品に失礼します。芽衣さんの小説初めて読みました。とっても面白かったです!他のお話も楽しんで拝見させてもらいます。あと、雪乃可愛い! (2020年9月9日 21時) (レス) id: 76630b0d2f (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - 断然強ーわ!!のページ33の台詞に降「16点差!?スゲェ!!」と、書いてありますが得点は8-23で、残りは15なので16ではなく15点差なのではないでしょうか。生意気なことをいってしまってすいません。 (2019年1月7日 14時) (レス) id: f3deb9f105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2017年7月15日 15時