お人形さんと魔法のオルゴール

23.オーナー兼、店長！？ ページ23

藍斗「はーい皆、そこに座ってね〜☆」


藍斗さんが自分の座っている向かいのソファーを指差して言った。


リビングには杏乃くん、梓乃くん、奏くん、綺雪くんがすでにいた。


私まで呼び出して、何の用なのかな……？



コホン、と咳払いをした後、藍斗さんがビシリと私を指差して言った。



藍斗「みんな！！！彼女、Aさんが新しいAngelToneのオーナーにふさわしいと思わないか！？」





愛律「……！」




へ……？



わ、私が…お店のオーナー！？！？



A「ちょっと待っ……」



綺雪「はーい！賛成〜っ！！！こんな可愛いオーナーさんなら大歓迎だよ。」


杏乃「じゃあ、これからAと一緒に暮らせるの！？やったあ！」


綺雪「てゆうか、もう店長兼、オーナーでいーと思いますっ！」



綺雪くんが笑顔で手をあげて発言する


A「て、店長は藍斗さんなんじゃ…っ」



藍斗「あー、いーのいーの！店長なんて仮だったし。おれ、オルゴール詳しくないからダメなの！だからー、オーナー兼、店長！ね、どうっ？」



どうって……



A「…っ……てゆうか！私っ…学生だし……まだアルバイトもしたことないのにオーナーとか店長とか…っ」



藍斗「大丈夫。きっとおれよりも、君のほうがこのお店には必要だと思うんだ。」



梓乃「……確かに、愛律のオルゴールを直すとは、凄い腕です…。」



奏「…こいつがオーナーとか…不安すぎだけど、まぁ梓乃の言うとおり腕は確かだな。」




梓乃くんに奏くんまでっ…！！


そんな…無理だよ！

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