【ダイヤのA】青道の最強バッター

10話 ページ12

＿ホームルーム後＿

俺はチャイムが鳴った後、真っ先に栄純の席に向かった。

あ「どうしたの？」

栄「グラサンに怒られて外周させられた・・・。」

まぁ、遅れたのがいけないんだし・・・。

あ「初日から遅れるなんて・・・。ハア・・・。」

栄「あのグラサン！！絶対エースになって見返してやる！」

あ「そのいきだよ！応援してるよ！！」

栄「・・・何言ってんだよ・・。」

えっ・・・？何かヤバイ事言った・・・？

栄「俺たちはライバルだろ。正々堂々戦わなくちゃ意味ねぇーだろ。」

あ「・・・。」

ホント、栄純って野球になると凄いんだよね・・・。

まぁ、そこが栄純のいいとこなんだけど。

栄「一時間目、体育だって。早く行こうぜ。」

あ「あ、うん。」

体育か・・・。着替えどうしよ・・・。

あ「栄純、先行ってて！」

栄「おう。」

しょうがない。トイレで着替えるか。

＿３分後＿

着替えたぜー！

トイレで着替えんの、マジ大変・・・。

服、置く場所ないし。

ハア・・・。不便。

俺は廊下の時計をチラリと見た。

あ「ヤベ・・・。あと２分でチャイムなるじゃん！！」

ダッシュー！！

俺は混雑している廊下を猛スピードで走り抜けて行った。

途中、誰かに思いっきりぶつかったが、今は立ち止まっている暇はない。

あ「ごめん！！」

と、一言行って、階段を駆け下りた。




けど、知らなかった。ぶつかった相手がヤバイ人だったと・・・。

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