六十話 ページ14
心は波のように荒れ、息はケダモノの様に荒くなり。
龍は目覚めた。
低く唸りを上げれば声が反響して自分の耳に届いた。周りを見れば鮮やかな布が見える、自分の体は岩場の空間に縫い付けられているのかピクリとも動けない、気付けばもう人の体をしていない自分の姿に少しだけAは驚いた。
貴(これが蛟の呼吸の効果……だがこれでは動けん)
目だけを動かし布を見れば連れ去られた女達や善逸が見えた。
無理矢理動こうと力を込めれば脇腹辺りに激痛が走る
貴「ぐぅぅぅっっっ…!!!!」
開いた傷口に布が刺さっており動こうとすると刃物のように鋭利になるのだ。
厄介だ…そして腹立たしい
尾を力任せに叩けば空間が揺れ地震のように動いた。
伊「なんだぁ?!!」
貴「伊之助…」
伊「うぉっ!!でっけぇ蛇!!!」
貴「俺だ…Aだ伊之助」
伊「お前人間じゃなかったのか??」
貴「特別な呼吸の力だよ…それより此処から出してくれ、動けないんだ」
伊「おおう!!!この嘴平伊之助様に任せとけ!!」
帯が急に動き出し意思を持って喋り始めた。
蚯「他所様の食糧庫に入りやがって、汚い!汚いね!!臭い!!」
貴「え、気持ち悪い((」
蚯「黙れ!お前は無惨様への貢物だ!!」
横腹の傷を抉られ堪らずに叫び声を上げる、これは不味い。意識がまた飛んでしまう
力任せに暴れると帯が緩んだのか伊之助が囚われた人々を救い出していった
伊「いいぞ蛇!!その調子だ!!!」
貴「っグゥゥッ…い"て"ぇぇぇ…っっ!!!!」
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いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年12月28日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうですね!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» 腐って、良いですよね…!勿論NLもGLも良いですけど、やっぱり、なんか…こう、最後に巡りつくのはこれ、みたいな感じです。ぎゆさんかっこかわいぃ…。(ぎゆさん受け…良きですね) (2019年10月4日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうなんですか!私も少し義勇さん受けは気になっているのでまた小説に反映できたらいいなと思っております。 (2019年10月4日 20時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» そうなのですか!自分も何でもどんとこーい!派ですね!ぎゆさん受けorぎゆさん総受けor愛されが大好きです!(←ぎゆさん右大好き人間だけど左でも全然へーきなやつ) (2019年10月4日 20時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮レンズ x他1人 | 作成日時:2019年9月15日 22時