中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

旅行 海遊び編 04 北 ページ32

ペタペタ、ペタペタ



よこーマリアを呼びながら
海パン姿で近付いていく。




Y「どーした？みんな、あそこにいるのに俺に用なの？」




K「うん。これ、むしゅべなにゃいの……。」




ちょっとお腹を前に突き出し
クシャクシャになった紐を
よこーマリアに手渡した。



30歳の時も衣装の紐やボタンが
ちゃんと出来ない時には
何時もよこーマリアがやってくれていた。




その理由は、
他のどのメンバーよりも綺麗で丁寧に
やってくれるから。




Y「あっ紐か〜〜クシャクシャだね。海パンは、1人で履けたのに紐が結べなかったのか。ふふふ、ミツも俺がよく結んでいたからね〜みちゅ〜〜そんなにお腹を前に突き出さなくても大丈夫だよ〜〜はいっ、出来た。」



あっそうなの？
理由なんてないけれど、何となく
小さいから、お腹を突き出した方が
やりやすいのかと思った〜〜



なんか小さい子って、
よくお腹突き出してるイメージ
あったんだけどな、気のせいか。




それより、サッスガよこーマリア！
早いし綺麗だし完璧〜〜




K「んっふふふ〜〜ありがちょー。」





Y「どういたしまして。ご機嫌だね〜〜海、楽しみ？」




K「うん。」





Y「みんなも準備出来たみたいだし、行こうか？せっかくだかは、海でランチ食べよう。」




海でランチか〜〜
海と言えば、
焼きそば？トウモロコシ？
何を食べようかな〜〜




って、そうだ〜〜
アレしなきゃ、アレ！
せっかく買ってくれたのに。




ペタペタ、ペタペタ




2「どうした？海行くよ〜〜。」





S「bagの中を漁ってるから、忘れもの？」





M「俺の買ったハイパー水鉄砲は、持ってるし千ちゃんの買った浮き輪も持ってるでしょう〜
ニカの海パンは、履いているし〜〜。」





「サングラス！」





もう〜〜彼奴ら後ろで煩ーせな！
そうだよ、
藤ヶ谷が買ってくれたサングラスと
よこーマリアが買ってくれた
麦藁ハットかぶるんだよ〜〜




適当に帽子を頭に乗せて
サングラスをして
みんなの方へと戻ったら




T「スゲー似合ってる〜〜みちゅ、頭が小さいからハットが大きく見えるし、サングラスもしてるからデビューコンのオープニングみたいじゃん。」




M「本当だ〜〜あの時みたい〜〜んじゃ、とりあえず。」




パシャっ、パシャっ




宮田がおもむろに携帯を向けて
写真を撮っている。




F「サングラス、カッコいいじゃん。顔が小さいから、ちょっと大きいけれど完璧だね。」

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