中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

お泊まり会 10 北 ページ18

よこーさんに怒られる〜
と思い
恐る恐る顔を上げると
ニッコリ笑顔でこっちを見ている。




あれ？怒ってない？




Y「やっぱり大人サイズは、無理だよね〜〜どれ位食べれるか、わからなかったから大人サイズにしたんだ。半分くらいか〜〜。みちゅ、残すの嫌だったんでしょ？」




コクンっコクンっ




ご名答、その通りです。
首を思いっきり縦に振って返事をする。





Y「そっか〜〜それなら、俺も貰おうかな。あっ、俺はよこーしゃん、で大丈夫だよ。結構気に入ってるんだ〜〜。」




よこーさん優しい〜〜
それじゃ、
ソースをたっぷりとサービスしちゃう。





K「よこーしゃん、あ〜〜ん。」




パクっ




Y「ありがとうね〜みちゅ。」




聖母マリアのような微笑み〜〜
よこーマリアありがとう〜〜





最後は、藤ヶ谷だけなんだけど
食べてくれるかな？




チラっと様子を見てみると




F「目が合ったね〜〜ハンバーグ毎こっちにおいで、みちゅ。ずっと膝に居ると、タマも食べづらいだろ。」




T「うん、じゃあガヤお願い〜〜。」




ハンバーグをフォークに刺すと




背後から脇に手が入って来たかと思うと
ファンファンと宙に浮き
藤ヶ谷の膝の上に。




マジか〜〜



スゲー緊張するんですけど……
嬉しいのに落ち着かねー




F「あっ俺も、たぁしゅけってスゲー気に入ってるから、たぁしゅけっのままでいいよ。」




よっよしっ、あぁぁ手が震える〜〜




K「たぁしゅけっ〜〜あ〜〜ん。」



ビチャっ



パクっ




あっ！口からちょっとズレた。
ソースが口についちゃった…………



ヤバいっ



咄嗟に手が出ていて口に手をやると
同時に藤ヶ谷の舌がソースを舐めとる




ペロっ



うわっ〜〜




その舌の感じがイやらしい〜〜




チュパっ




あっあぁぁ〜〜指をなっなっ舐めた〜〜
パっパっパ
パニック〜〜




3歳児の小さなハートには、
刺激が強過ぎる〜〜
心臓がバクバクする〜〜
壊れる〜〜




T「もう〜〜ガヤ、変な事を教えないで！みちゅ、お手手拭こうね〜〜。」




タママが手を拭いてくれている。




大人同士でやったら大問題だけれど
3歳児相手だから、みんなもスルー
寧ろ、微笑ましいって顔で見ている。





F「みちゅ、気にするな〜ちょっとついちゃっただけだから、大丈夫！美味しかった、ありがとうな。」




頭をポンポンされる。



あっ、そっち？



俺が硬まってるのは、そっちじゃねーよ。
指、指〜〜

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